YAMAHAのVenova

様々な楽器に手を出し、どれも使いこなせなかった奴ほど、変な楽器に手を出す。
これはけっこう当たっている法則だと思います。
これなら、自分でも出来そうだ。
この感覚です。

一年ほど前から気になっていたYAMAHAのVenovaというリコーダーサイズのサックスっぽいのもソレに近く。


十年ほど前に試しに入手したこの楽器「Xaphoon」もそうでした。


以前から新宿の街中で路上販売されている方がいて、その方は路上演奏もされていて。これが、なかなか上手で。
まぁそんなに高価でないし、試しに自分も入手した過去がありました。
初めてのリード楽器、音は案外あっさり出てくれたものの音程がナカナカ安定せず。
安定して曲を吹こうとするほど、変な力が顔に入ったり胴体にも加わったり。
部屋で吹くには音が大きいし、近くの高速道の下で吹いたらお巡りさんに怒られてしまうし、土手まで行って練習しても何だか楽しくなく。

その後、台湾製の安いアルトサックスを入手したところ、目から鱗というか。
楽に音が出るし、レールの上を走っているような音の安定感。ぜんぜん演奏しやすくて。
この違いは何処から生まれてしまうのか。

でも、Venovaがちと気になるんですよね。
ピアノを長く続けてきた方の悩みの一つは、鍵盤楽器を気軽に持ち運べないことでもあり。
何処かに備え付けの鍵盤楽器が必ずしも自分と相性が良いわけで無く。
ピアノタッチでしか弾けない人にシンセタッチの軽い鍵盤を弾かせると操縦不能な演奏になりがちて。
なので、ギター弾きとかが羨ましかったりで。
コードも出せるしソロも取れるし持ち運びも便利で。
短音しか出せない楽器でも、達人が奏でるとコードまで響いてくるようであったり。

スナフキンみたいにギターを背中に旅に出たり、それより小さな管楽器を鞄に忍ばせて旅に出るなんてロマンチックではありませんか。
大自然の中で、自分だけのステージなんですよ。
なんつって。

サックスを教えている方の動画を確認したところ、VenovaもXaphoonに近い存在なのかなぁと。
でも、気になるんですよね。
少しは拭きやすいのかなぁとか。

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