庭の木の対策

一昨年入手した桃の苗木は残念なことに枝の上の方が枯れてしまい、かろうじて下の方だけ花を咲かせたこの春でした。
その花の周りには歯も生えてきたのですが、これがまた縮れていまして。
調べたところ、縮葉病のようでした。

そういえば、裏庭に元々あった梅の木も歯が縮んでいななぁと。
その梅の木は夏になるとアブラムシだらけ。
何とも残念な園芸状況です。
これでは枯らし名人で。

対策方法を調べると、石灰硫黄合剤というのが万能で効くそうです。
しかし、これが一般人には入手難。
以前は五百ミリリットルとかでも入手できたそうですが、現在は十リットルとかの大容量では入手可能なのですが、そんなに大量には要らなく、余ってしまったモノの処分も楽ではない性質かと思われて。

どうして入手困難になってしまったかというと、十年ほど前からしばらくの間に自害目的で入手された方が多かったそうで、販売の自主規制みたいな状況になったそうで。
硫化水素を発生させるのに利用されたそうでした。元々はムトウハップという入浴剤が利用されていたそうですが、上記の事件が増えて販売停止となり、ほとんど同じ成分の石灰硫黄合剤が利用されるようになったそうで。

農薬とか除草剤とかは成分によって危険なモノも多いようです。
短期間の利用で大きな効果があったりですが、その後も自然界では分解されない成分が含まれていたりだそうで。
ベトナム戦争の枯葉剤とかが分かり易い例です。食物連鎖で体内に吸収されて、本人には大きな影響が無くても生まれてきた子供に影響があったり。
化学的に分解されるというのはとても重要で、石灰硫黄合剤はちゃんと分解される部類らしく。
実際、梅も桃も育てたのを自分で美味しく頂きたいですし。

石灰硫黄合剤は七倍の希釈で使われる場面が多いそうです。(あまりちゃんと調べてはいませんが)
自宅の環境ですと、年に三百ミリリットルでも十分そうです。そんなのを十リットルも入手したら三十年でも使い切らないのでしょうし。
使い切る前に沈殿してしまったり組成も変わってしまいそうでもあり。

だいたい、そんな中途半端な規制をしたところで、焼け石に水かと思うのですが。
分解されるのか分かり難い農薬に頼るのは避けたく。

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