家系ラーメン

数年前に隣駅でオープンした家系ラーメンの三浦家さん。
パンチのあるスープで時々頂きたくなる一杯でした。
しかも、このご時世で一杯650円。
よくやっているなぁと。

しかし、昨日のこと値上げを知りました。
材料代や燃料代の高騰が響いたそうで、一杯850円だそうです。
これは微妙な値段になってしまいました。
まして、自分のお腹を満たすには大盛でプラス100円必要で。
ラーメン二郎よりも高価になってしまい。

値上げは三月からだったそうで、それでもSNS上で応援している方は多いのですが、否定派も目に付くようになり。
そもそも二郎にしても家系にしても、かなり癖のあるラーメンなので、口に合わない人は少なく無いようです。
ただ、あの値段だから許せるという人も居て。
二郎も自分が通い始めた頃は本店が450円くらいでしたし、最寄りのホームだった神保町店も650円くらいでした。
どちらの店舗も元々安く、とんでもない量で。なので、ある程度の値上げは質と量で十分カバーされていまして。
脂も多いので、たまに食べれば十分でもありましたし。

家系ラーメンでお腹を満たしたいのであれば、無料のライスを何杯も頂けば良いのですが、自分は麺を頂きたく。
あと、自分はトッピング最小派です。無料であってもトッピングはニンニク程度で。
トッピングだらけのラーメンですと、本来の味がよく判らなくなってしまうからです。
その点、家系のチャーシューとほうれん草と海苔の基本構成は究極の姿に思えています。
無駄を省いた究極の茶室に近い感でして。

三浦家さんは値上げとともに営業時間も短くなったそうです。昼営業のみになったそうで。
現在無職の自分にはあまり関係無いのですが、サラリーマンな方々は週末しか頂けなくなりました。
仕事帰りのご褒美に650円の一杯が楽しみだった方も少なく無かったと思います。

駅の反対側には別の家系ラーメンな店舗があります。
そちらは一杯750円くらいだった記憶です。まだその値段のままでしたら、そちらに鞍替えするかも知れません。
三浦家さんは悪く言ってしまうとしょっぱ過ぎて癖も強く。駅の反対側にある別の店はその点かなりマイルドで。昔から食べ慣れたよくある家系の味でして。
まさしく現金な話なのですが、安かったから口に多少合わなくても評価していた部分はあったのかも知れません。
あと、あちらの店はうずらの卵がトッピング出来まして。上記の文章と矛盾するのですが、家系にうずらの卵は結構合いまして。
普通の卵ですと、丸ごとそのままでは一々食い千切るのが面倒でして、その点うずらの卵は一口が絶妙な大きさでして。
おでんの卵に至っては、時として黄身がマグマの熱さで恐ろしい思いをしたり。

話が逸れます。卵繋がりです。
以前の職場が銀座線の稲荷町駅前にあり、お昼休みは近くの下谷神社方面に寄りがちでした。安くて美味しいお弁当屋さんがあったもので。
あの神社では何故かアヒルが飼われており、昼間は放し飼いで。
アヒルは逃亡することもなく神社で暮らしていました。参拝者にも人気者でした。
特に真夏の昼は水シャワーを浴びるのがアヒルも楽しみだった様で、蛇口から伸びたシャワーの先に自ら向かってきて。(シャワーの先を持つのは何故かレオタードに近い姿の健康的な女性でした)
仕事帰りに神社へ寄ると、アヒルは柵の中で暮らしていました。そして、その柵の中には立派な卵が転がっていることも。

職場で仲の良かった女性社員とは、時々一緒に帰宅する場面があり、そんな時はビール缶を片手に上野公園まで散歩しがちで。
時として、二つ隣の駅な浅草まで散歩することも。あの周辺は昔ながらの街並みが多く、散歩でも発見が多く。
上野方面へ向かう際は必ず下谷神社に寄っていました。アヒルに挨拶したく。
そしてあの卵を美味いのかなぁ?と。

ある晩のこと、宮司さんがアヒルの檻の前にいらっしゃいました。
これは聴くしかないと「あの卵、美味しいんでしょうか?」と。
宮司さん曰く「昔、目玉焼きにしてみたんだけど、食べられたもんじゃ無かったよ」と。
焼いても白身が固まらなかったそうです。
本当にそうなのか今検索したところ、普通に焼くと確かにその様子でした。(他の検索結果には成功例もあったのですが)

しかし、高尚な立場の宮司さんがアヒルの卵を焼く姿を想像すると、妙に可笑しく。
でも、あの立派な卵が新鮮なのも解っていて食べたくない訳は無いだろうなぁと。
やはり、試してはいたんだなぁと。

自分が下谷地域の職場に通っていた頃は、同潤会のアパートもまだ残っていました。
東京物語に登場しそうなあの雰囲気、とても素敵でした。

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