明け方から昼にかけてWSPRの15mで6時間ほど運用してみました。
FT-817NDでの1W運用ですと、北米の西海岸からアジアのタイ、ニュージーランド辺りまで飛んでいました。(画像によります)
その後に同じ設定でFT8を運用してみたところ、1Wですと国内から中国や韓国辺りまでが精一杯でした。
更に送信出力を5Wに上げてみたところ、南米からヨーロッパ辺りまで何とか飛んでいました。(画像によります)
更に1W運用でFT8の40mを試したところ、日本列島の範囲では全エリアカバー出来ました。CQを出してみたのですが、けっこうなパイルアップになってしまい。
その辺を踏まえると、FT8で1Wというのは国内や近いアジア辺りまでが限界そうです。
よほどコンディションが良いとか、素晴らしいビームアンテナを持っていれば別でしょうけれど。
逆に5Wあれば、案外イケるんだとも。
しかし、ハンディ機であまり負荷を掛けたくなく。
6時間続けてのWSPRの運用はノートPCも無負荷に近いのか冷却ファンさえ回らずでした。試しにFT8でモニターしたところ、それなりに負荷が掛かったらしくファンは回りました。
やはり、デコード数が多いと頭を使う様子です。
更にその後にFT-857DMでFT8の15mを試してみました。50W出力ですと聴こえる相手にはだいたい同じくらいの信号レベルで届いている様子でした。
たまたまですが、交信した国がこのQSOで100ヶ国になりました。(QRZ.com上の話ですが記念すべき百ヶ国目はアルメニアでした)
しかし、FT-817で交信をしてしまったので、ADIなログファイルがデスクトップPCとノートPCで別物になってしまいました。
B4情報はもう当てにならなくなりました。
WSPRの実験はこれくらいにしておきます。
まとめとしては、1Wでも意外に飛んだ。
しかし、時間帯によって飛ぶ地域はFT8とほぼ同じで意外性は無かった。
交信にはならないのでQSLカードの交換は出来ないものの、ベリーカードみたいなのは発行してみたくなった。
小電力の設備で何処まで飛ぶのか試すには面白いと思えた。
FT-817といったポータブル機の意外な使い道でもあった。(消費電力が低いので)
追記:
昨日の17時頃の話ですが、この時間帯ですと1Wの15mでもヨーロッパにちゃんと届いていました。
15mの1W出力で #WSPR を更に試したところ、ドイツやイギリスまで飛んでいました。
FT8も10Wもあれば出力は十分なのかな。 pic.twitter.com/z25xSruqTp— JG1UTA (@Jg1Uta) November 3, 2022
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