昨日の時点でデスクトップPCとFT-857DMでWSPRの環境が整い、1Wの送信出力でも世界中に飛んでいるのがちょっと驚きでした。
しかし50W機での1W送信は効率が悪く、電源は2Aほど電流が流れ。13.8Vの電源ですから28Wくらいの消費電力。
デスクトップPCの消費電力を検索したところ、モニター含めて120W辺りでしょうか。
トータル150Wを数時間運用するのは勿体無く、ましてこの時期。
ハンディー機なFT-817NDとノートPCでの環境を本日は構築してみました。
昨夜試した #WSPR が案外面白く、FT-857DM&デスクトップPCの組み合わせから、FT-817&ノートPCの組み合わせに変更してみました。
同じ1W出力でもリグやPCの消費電力は一気に下がり、自宅な実験環境に相応しく。
冷却ファンの動作音からも解放されまして。 pic.twitter.com/wp62zRyD42— JG1UTA (@Jg1Uta) November 2, 2022
ノートPCについては七月の帰省以来の起動となりました。
Windowsのアップデートだけで一時間ほど掛かったでしょうか。
その後にWSJT-XやJTAlertの最新版をインストールし、ログ関連のデータをデスクトップPCからコピーし。
結果的にB4関連の表示も上手く行きましたし、細かな設定もJTAlertから引き継げました。
ただし、この新しい環境でFT8やFT4等の交信をしてしまうと、交信ログがデスクトップPC環境と別物になってしまいます。
その辺、どうやって使い分けるべきか事前にルールを決めねばと。
ネット上のサービスでJG1UTA/QRPみたいなアカウントを新たに取得すべきなのかな?
FT-817NDで1W送信時、電源は0.5Aくらい流れていました。MAXで5Wしか出力できないポータブル機なので、なかなか効率的です。送信時の消費電力は7Wくらいか。
また、自分の使用する型式のノートPCは負荷が低ければ15Wくらいの消費電力だそうで。
トータルで20W辺りです。
昔ですと「便所の100W電球」という言葉がありました。便所で使うには無駄に明るくランニングコストが高い例えで。
パソコンやら無線機やらを利用して20W辺りでしたら上出来でしょう。
この環境ではノートPCにもほとんど負荷が掛かりませんし、無線機も20%の割合でしか送信しないので80%の場面で電力をほとんど消費しない単なるラジオで。
ですので、トータルの消費電力は15Wくらいなのかもしれません。
その辺はワットチェッカーを所有しているので後日試してみようかと。
実際に運用してみたところ、1Wでもやはりかなり飛んでくれました。2分間送信しっ放しなので、弱い信号でもエラー訂正とか取りやすいのかな。
勿論、コンディションや季節や時間帯によりますが、7~28MHzで数時間運用した結果は北米、オーストラリア、アジア(中国、ロシア、インド)、アフリカ(アフリカ一歩手前のマダガスカル島)辺りまで飛んでいました。
タイミングが合えばヨーロッパや南米も十分に受信エリアに入りそうです。
そして、冷却ファンの騒音も無く。
70年代終わり頃に流行った27MHzのCB無線は合法であれば0.5Wの送信が可能であったので、SSBを利用したデジタル通信が許されたなら世界中と交信出来たのだろうなぁと。
ただ、恒久的な運用まで自分がするかといったら、何ともです。
基本的に電波上では一方通行な通信ですし、交信とはいえず。
FT8での交信にしても、こちらの電波はやたら強く届いているのに相手の電波はやたらと弱いといった一方通行な場面もあったり。
交信が本番運用だとしたら、その参考にはなるのかと思います。いま、あの地域が開けているといった。
あと、WSPRを利用する局が世界中に増えてしまったら、狭い帯域でゴミに近い電波の飛ばし合いになってしまいそうです。
逆に少な過ぎたらデータも集まらず。
地域ごとに満遍なく利用局が散らばっているのがベストに思われます。
そんな統制を取るのは難しそうですし、現時点ではそれなりに満遍なく利用者が居る様子ですので、バランスはソコソコとれているかと。
今後気が向いたらノートPCではなく、十年前に入手した初期型のラズベリーパイで試してみようかと。
Windows環境では絶望的に遅いシロモノなのですが、負荷はほとんど掛からず消費電力もかなり低いので。
今日のところは、ノートPCとFT-817NDの組合せでFT8も利用出来る環境がある程度整ったまでで良しと。
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