アンテナの違いが出た

昨夜21時頃、18MHzのFT8を何となく受信していました。
パソコンの表の画面では全然別のソフトを立ち上げていて。

そこへ強力な信号が届きました。リグの音で気付きまして。
FT8のソフトを裏画面から引っ張り出したところ、ローカル局さんでした。
何処まで飛んでいるのかpskreporterの地図で確認してみたところ、ヨーロッパ方面で沢山の受信局。
自分の方では受信出来ている信号さえ僅か3局程度。
ローカル局さんの交信が落ち着いたところで、試しに自分もCQを出してみたのですが、国内の数局に届いた程度でした。
ローカル局さんが最近製作されたデルタループアンテナは地上高も十分あるタワーの上で、その性能差が顕著に出た様です。

リグの周波数を430MHzに変えて、FMのいつものチャンネルでローカル局さんを呼んでみました。
ローカル局さんも自分の信号が何処まで飛んでいるのか同じようにチェックした直後だったそうです。
そして、あまりの飛びの悪さにアンテナのコネクターが抜けているのでは?と疑ったそうで。
こちらのアンテナはチューナー無しでもSWRは絶好調のコンディションですし、この時間帯の18も21MHzも、いつもこんなものです。

ただ、この時間帯でもDXと交信している国内局はそれなりに居ます。よほど良いアンテナやロケーションなんだろうなぁと。
ともかく、僅か40mしか離れていないローカル局さんのアンテナは、我が家より桁違いに高性能でした。
性能差はせいぜい倍くらいかと思っていたのですが、特に開けていない時間帯での差は一桁違いました。

既に遅い時間でしたが、ローカル局さん宅へ伺うことに。
FT8の画面では確かにヨーロッパの局がウジャウジャ入感していました。
FT8はアパマンハムの貧弱なアンテナでも十分に楽しめるのですけれど、やはりしっかりしたアンテナとは別物でした。;
コンディションが開けているタイミングですと極端な違いは無いのですが、そうでないときの差は歴然でした。

ローカル局さんはFT4の運用が未経験だったと判明。
モードをFT4に変更するだけで出来るので、その場で試してみることに。
FT8に比べると利用している局は少ないのですが、それでもヨーロッパ方面にしっかり飛んでいました。
ついでにJT65も試してみることに。FT8の登場で衰退の一途なモードで、自分は他局の信号などほとんど聴いたことも無く。
試しにCQを出してみると、これもヨーロッパの局がちゃんと受信していました。
やはり、このアンテナは凄いです。

ローカル局さんをFT8の世界に引きずり込んだのは自分です。
ローカル局さんはそれまで430MHzの運用が主で、HFはあまり興味無かったのですが、FT8に慣れてからはHFの運用率が高まる一方で。
僅か四ヶ月の間にHFのアンテナを幾つも自作されるほどで。
興味深いことを色々と試されているので、現在の成果に自分も嬉しさを感じています。
これが何の交流もない関係でしたら、同じタイミングで同じバンドには出たくないスーパーローカルだったかも知れず。
勿論そんな関係では無く、面白がっている次第です。

そして、今朝のこと18MHzで試しにCQを出してみました。
もしかして、本当にうちのアンテナは壊れているのかも?とちょいと心配もあって。
ちゃんと、世界中に飛んでいました。
いやはや。

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