夕刻に21MHzのFT8でイタリアの局を幾度かコールしていたところ、別の局からコールされて交信することに。
割り込みで呼び出される機会は珍しく。一種のマナー違反なのかも知れませんが、よほど交信したかったのか。
相手のコールサインを確認したところウクライナからでした。
交信完了後にコールサインの情報を検索したところ、この局はキエフ近郊にお住まいらしく。
なかなか考えさせられました。
他の記事にも綴ったのですが、ウクライナは2/24のロシアによる侵攻からアマチュア無線の利用が禁止されています。
そんな中でも国内の紛争地域(親ロシア派)であるドネツクでは独立国家を主張して勝手なコールサインを名乗る局が幾つか居ます。
FT8上ではそんな局が四六時中CQを出していたりです。
今回自分にコールしてくれた局はそんなアンカバーではなく、正規のウクライナのコールサインで、ましてキエフ在住。
いま、世界で最も破壊されている都市です。それも現在進行形で。
生存証明のつもりなのか判りませんが、ともかく頑張っているなぁと。QRZ.comには局長さんの写真も掲載されていました。
逞しそうな高齢の男性でした。仕事に就いていたのか判りませんが、この状況では仕事も無いのかも知れず。
ともかく、謎だらけです。
無事に生き残っていください。
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