自宅のダイポールアンテナ(以下DP)は3バンド仕様でした。
コツを覚えたので、昨日これを5バンド化に。
これまでは、7/21/28MHzの仕様でした。
21MHzは1エレメント、7と28MHzは間にトラップコイルを入れ1エレメントの計2エレメントでした。
更にもう一本エレメントを追加し、トラップコイル入りの18と50MHz。
以前は2エレメントでも失敗したのですが、給電点(バラン)から伸びる2つのエレメントの角度が狭すぎて、中心周波数が安定せず。
間にスペーサーを入れて角度を十分に稼いだところ、問題は一気に解決しました。
これなら、3本目も上手く行くかな?と。
結果は上手く行きました。元々使えていたバンドへの影響もほとんど無く。
給電点からエレメントの終わりまでスペーサーを数本入れて、見た目はラダー風です。
しかし、エレメントに使用しているエナメル線が0.8mmと細い為、1つのバンドで使える帯域幅はかなり狭いです。50Wの連続運用には十分耐えられる太さではありますが。
新しいエレメントの調整にはなかなか手こずり、3時間ほど掛かってしまいました。
それでもNanoVNAがあったお陰で助かりました。これが無ければ丸一日掛かったかも知れません。
結果的に7MHzはSWR2.0以下、18、21、28、50MHzはSWR1.5以下に抑え込めました。
十分使い物になりそうです。FT8での運用に絞った設定ではありますが。
これに関わる件をTweetしたところ、思わぬ指摘を受けました。
自分はLだけを使ったトラップコイルでこれまで対応していたので、近い周波数でのマルチバンド化に失敗していて。
設計上は2つのバンドでそれぞれディップが出るハズなのに、ディップは1つしか現れず、単なるモノバンドの短縮ダイポールになってしまい。
例えば、18と21MHzをLだけで分離しようとしても、18MHzのディップしか現れず。これが7と28MHzといった十分に離れた周波数だと上手く行き。
Tweetの指摘ではLCの共振回路で分離すれば、近い周波数でも分離できるとのこと。
また、共振回路ではアンテナチューナーの如く電力ロスがありそうなイメージだったのですが、それも無いそうです。
自分の無知でしか無かったのですが、これはちょっと驚きでした。
こういった情報は何処で仕入れられるのか謎です。
アンテナハンドブックとかには紹介されているのかな?
一読してみたくなりました。
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