コイルの再作成

7MHzのアンテナ用に製作したコイルに問題があり、昨夜再作成しました。
問題は2点。
1点目は防水性の悪さで雨が降ると昼間周波数がバンド外の下の方に落ちてしまう。
2点目は0.4mmのエナメル線では細すぎたこと。
他のサイトを参考に計算してみたところ、0.4mmでは14Wくらいまでの出力が安全圏らしく。
ローカル局さんから0.9mmのエナメル線を頂き、再作成することにしました。
ちなみに、計算上は0.9mmですと71Wまで安全圏でした。

前回使用した筒を再利用して、どうにか再製作。線材が太いと巻き数も多くなるのですが、ギリギリ収まりました。
金属ターミナルを付ける前には配管用シールテープを何重か巻きまして。
出来上がったコイルは、それなりの重さでした。
NanoVNAでZを確認アしてみると、今回は36MHz付近。二つとも同じ値でした。
0.4mm時は33MHzでしたので、インダクタンスが上がった様です。約一割増しですので、もしかしたらこれは1mmの線材だったのかも知れません。
まぁ二つとも同じ値になったので、そのまま使ってみることに。

中間周波数は大幅に下がりました。二次側のエレメントを50cmほど切断し、どうにか希望の周波数に。
このダイポールアンテナは元々21MHzと50MHzのエレメントを独立して伸ばしていて、50MHzのエレメントの外側にこの短縮コイルと7MHz用のエレメントを接続しています。
今回50cm切断したことにより、21MHzのエレメントと近い長さになりました。
まぁ短縮率を上げてしまったワケで、デメリットがあるのですが、短くなったお陰で設置する際の自由度が広がったワケでもあります。

上記三つのバンドのSWRはだいたい1.5以下以内に収まりました。特に7MHzは建物からエレメントを離すことが出来たので以前よりSWRが下がった様子です。
短くしたメリットを感じました。

あと、4mmで使用していた際にはビニールテープで簡易的な防水構造にしていたのですが、このテープに小さな穴が開いていました。
50Wで連続運用したので熱で溶けた可能性があります。昨日の午前中に気付いていたのですが、夜に再確認した際には穴が広がっていまして。
このまま使うのは、やはり危なかったのかも知れません。
15W未満の運用でなら問題無かったのでしょうけれど、せっかく50W出せる環境で特に7MHzでの15Wは厳しいものがあります。

あとは、次に雨が降った際にどんな挙動を示すか。
天気予報を確認したところ、この先一週間は晴れ続きだそう。
次回変な挙動をしたときに調整出来る時間があれば良いのですが。

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