アマチュア無線でコメット社のCAT-300というアンテナチューナーを現在は利用しています。
21と50MHzに同調させたダイポールアンテナで、その二つのバンドについてはCAT-300無しでも機能していますし、最悪のロケーションながらも受信と送信のバランスは良く。
同調していない他のバンドについてはCAT-300のお陰でSWRも1.5以下に落ちています。パワーを上げなければ1.0も。
SWRが下がると受信感度もかなり上がるのですが、送信については全くダメダメです。しっかり聴こえている局を呼んでもほぼ届いていない様子で。
まぁ当然のことなのですが、CAT-300で無理矢理下げたSWRでは送信出力の多くが熱にでも変わっているのでしょう。アンテナから放出される電力は高いSWR時と変わらずで、あくまでも送信機の保護が目的で。
アンテナからまともに出力させたいのなら、アンテナを調整してSWRを下げるしかやはり無さそうです。
SWRのちゃんと調整された小型のアンテナを作る必要があるなぁと思うこの頃です。
HFですとかなりの短縮率になりそうですが、下がってしまえばこっちのもので。
ただ、過去に使ったモービルホイップで短縮率の高いものは、使える帯域が極端に狭く。
まぁそれでもFT8が主な目的なので、その周波数だけSWRが下がっていたらそれで良いのかなぁと。
しばらく前まで使用していた多バンドのモービルホイップアンテナ「HV5S」は7MHzも使える仕様だったので、先ずはこれから試してみようかと。
結果が良好であれば、短縮コイルを自作して現在のダイポールに着けて見ようかなぁとも。
NanoVNAでコイルの容量も測れたハズなので、自作も面白そうです。
以前の住まいで利用していた7/21MHz用のダイポールに付いていた短縮コイルも何処かにあるハズなのですが、このコイルはかなり大きく設置してしまったらかなり目立ちそうです。
ましてエレメント長は全体で12mもあり、また長いポールでも使わない限り張れない環境です。短縮率を更に上げたコイルを用いれば、どうにか全長10mで収まるかなぁと。
現在の21MHzは全体で7mなので余裕で収まっています。
出来るものなら3.5MHzも対応させてみたいのですが。
もし、上記の7MHzを試して手応えがあれば、次に試してみようかと。
ともかく、見た目が派手になるとマンションの管理会社から怒られてしまうので、その点は注意せねばです。
ローカル局さん宅で昨日のことNanoVNAで測ったダイポールアンテナは、なかなか見事な特性を持っていました。
3バンド対応のアンテナで、希望の周波数だけ見事にディップが現れていて。
NanoVNAの動作確認のついでだったのですけれど、あぁいった美しい波形は観ていて楽しいものです。
アンテナアナライザーを片手に制作された様子ですが、やはりバンド幅全体が見渡せるVNAは説得力がありました。
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