昨日のこと、ローカル局さん宅でアンテナ調整のお手伝いを。
お譲りしたFC-40が正常に使えているかちょっと気になって伺ったのですが、その点は問題無かった様子です。
既にコントロールケーブルも標準の5mから20mに改造されていました。流石です。
20mのコントロールケーブルは某所で二万円もしまして、それを手持ちの部材でササっと作られる辺りはやはり職人芸で。この時点で既に元を取られたに近いなぁと。
試しに最初に張られたロングワイヤーは20mくらいだったのですが、結果的にこれが昨日の時点で最良な長さな様子でした。
タワーへ伸ばしたワイヤーを折り返して更に延長したところ、それまでSWRの下がっていた3.5MHzが上がってしまい。その後に切り詰める作業が。1.8MHzは相変わらず下がらず。
タワーまで登って降りての繰り返しでは作業効率が悪く、自分はシャックで待機し、ローカル局さんはタワーの上で切り詰め作業。ハンディー機でSWRが下がったか確認しつつ。
目標は1.8MHzも使える状態にしたかったものの、ともかく3.5MHzから片付ける流れで。
取説では1.8MHzを使うには20m以上のワイヤーでとの触れ込みでした。なので、上記の延長作業で上手く行くと思っていたのですが。
だいたい、20mのワイヤーを張れる環境はかなり恵まれていると思いますし、それが出来る環境は自分も興味深く。
ちなみに自宅でFC-40を利用していた際にワイヤーは5mも伸ばせなかった記憶なのですが、それでも3.5MhzはSWRが下がっていました。(うろ覚えですが)
取説上では7m以上のワイヤーが必要との触れ込みだったものの、それで使えてしまうのは計算出来ない世界なのかなぁと。ラッキーと思いつつ。
ローカル局さんは遊び道具感覚でFC-40を入手されていました。確かに、これはかなり遊べそうに思います。
どんなATUでも「ワイヤー長が1/2λの整数倍では使用できません」との触れ込みですので、HFの全バンドを抑えるのは難しいと思いますし「どのバンドに出たいか」から「どのバンドを捨てるか」な流れになるのかなぁと。
昨日のアンテナ調整は夕刻から夜まで続きまして、雨も降り始める予報だったので3.5MHzが使える状態で止めておいて正解だったかも知れません。
そして今日は一日中雨の予報。
ともかく、先ずは1.8MHzと3.5MHzが使えるようになればなぁと。それより上のバンドはダイポール等で何とかなってしまいますし。
自宅で使っていた時は、ベランダから庭に出て一人で調整も楽でした。タワーのある環境ですと、やはり悩みどころが全然違うんだなぁと今回も。
ただ、高さを稼げる環境というのは、どんな立派なアンテナよりもメリットあるんですよネ。
ATU、なかなか悩まされる存在だと思います。
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