FT-857でFT8(2)

FT8の受信と制御はPCで出来るようになったので、送信周りについて調べてみました。
純正のインターフェースは販売されているのですが、価格は二万円ほど。海外製の安いものですと六千円くらいで。
そこで、FT-857のDATAコネクター周りを検索したところ、ちょっと気になる記事が。
英文のサイトになりますが、データの入出力は意外に簡単そうなピン配置でした。これをPCの音声入出力に入れれば送受信の信号をやり取りできそうで。
DATAコネクターについては古いタイプのキーボードの端子と同じらしく、秋葉原で容易に入手出来そうです。(←追記:間違っているかもしれません)

問題はPTTスイッチ周り。
送受信の切替に使われる信号なのですが、これをどうやってPCに認識させるか。
これが片付けば、PCから送受信出来そうです。
しかし、CATコネクターの仕様を確認したところPTT信号の情報もこの中に含まれている様子です。DATAコネクターのPTT信号では無く、CATコネクターの情報を上手く利用出来れば片付くのかも知れません。CATの情報を優先出来るような設定がソフトにあれば素敵なのですが。

CATのRS232C(シリアル)変換ケーブルは十年前に自分も入手していて、昨日から利用しています。CAT-USBの変換ケーブルもAmazonでは1200円程度で入手可能ですし、ノートPCをお持ちの方はそれが良いかも知れません。
DATAの片側剥き出しケーブルも十年前に入手していたのですが、昨日は見つかりませんでした。これも当時千五百円前後したのですが、最悪の場合は古いキーボードのケーブルをぶった切れば入手可能で。
これからFT8を利用予定でFT-857の兄弟/親子機種をお持ちの方でしたら、上手くやれば二千円程度の部材費で運用が可能かも知れません。

前回綴った記事ではFT-857の外部スピーカー出力から音声をPCに取り込んでいるのですが、これですと人の耳に何も音が届かずで、五感では謎の状況です。
DATAコネクターの信号を利用すれば、FT-857の内部スピーカーも外部スピーカーも恐らく利用可能そうです。恐らく、DATAコネクターの入出力の音量調整はPC側で可能かと思われます。

と、ここまで綴って、WSJT-Xの設定画面でPTTを試したところ、FT857本体のリレーがカチッと鳴りました。(SSBで無音声なので送信自体はほぼされていません)
CAT内の信号でPTTは動作している様子です。とりあえず、DATAコネクターと2Pの小さなオーディオコネクターの入手に励まねば。

何とかなりそうな予感です。
上手く行きましたら、まとめ記事みたいなのを起こしてみたいです。

追記:
FT-857での送受信関連の最終設定はこちらの「リグとの接続」にまとめました。

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