昨日は夕刻からアンテナに触れていました。
144/430のモービルホイップはベランダから寝かせて運用していたのですが、試しにこれを垂直側にしてみたところ、抜群に感度が上がりました。
それまで筑波山レピーターはS3くらいの感度だったのがS9まで上がりまして。
見通し範囲の場合、双方とも垂直であれば飛びは良さそうなイメージでしたが、これだけ家に囲まれた環境で高さも無ければ反射だらけで垂直も水平も関係ないくらいに思っていました。
V/UHF帯では、水平方向にアンテナを立てると、宇宙方向に何割か逃げて行ってしまうのかな?
そういえば、物置にGPアンテナがあったよなぁと引っ張り出したところ、部品の一部と取説のみ見つかり。取説を観ると、1.7mの流さなGP。
これは物置に収まらない大きさなので、クローゼットの上段を漁ったところ、本体が登場。
DIAMOND社のX50というアンテナでした。
こんなの何時買ったんだろう?
Blogにも記事を残しておらず。外神田時代にGPを何か買ったような記憶もあるのですが、見た目は錆びも汚れもほとんど無く、グラスファイバーも艶々。
これを庭のフェンス越しに試しに建てたところ、なかなか上手く収まりました。
筑波山レピーターを試したところ、先ほどと同じS9のスケール。明瞭度は微妙に上がりましたが。
モービルホイップよりは利得も多いのですが、やはりロケーションが悪いので仕方ないようです。
ただ、144MHzも430MHzも満遍なくチェックしたところ、受信はかなりマシになった様子です。
たまたまなのですが、144MHzのSSBでサバイバルコンテストというのが開催されていて、S2程度の振れでしたが練馬方面の局が聴こえてきたりでした。
これはちょっと驚きでした。レピーター無しの環境ではせいぜい5km程度しか飛ばないものかと思っていたので。
前回の記事ではアクティブな局がほとんど居なくなった様に綴っていましたが、コンテストも重なるとそれなりに居るもんだなぁと。
もちろん、アンテナが最適化されて受信性能が上がったのもあるでしょうけれど。
これだったら、少しはやり甲斐もありそうです。
スプリアスの規制等も厳しく、無線機本体を自作するのは益々難しい時代に陥った感です。興味はある分野なのですが。
それに対して、アンテナについては自作の可能性が無限大で。この通り色々と試せますし。
50MHzでは毎晩ノイズの嵐な環境(59+です)なのですが、144/430MHzは全くノイズ無し。
自宅ではこちらの方が使いやすいのかも知れず。
あと、ちょっと面白かったのがエアバンド。
120.500MHzの東京交通管制部な関東西を試してみたところ、時間帯によっては管制と航空機のやりとりがしっかりと聴こえました。
AM変調の優しい音も素敵でして。皆さん流暢な英語をけっこうなスピードで話されていました。
今時、FM変調じゃないのがまた素敵でもあります。FMですと送信が被ってしまった際に受信時に音が潰れてしまうので、航空無線は特に緊急時に備えて被っても受信可能なAMらしいのですが。
SSBにしたら、更に良いのかもと思ったりですけれど、送受信の周波数が少しズレても復調出来る良さもAMにはあるからかな?
暇なときは、エアバンドを聴いていたら少しは英語の勉強にもなりそうです。
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