昨日入手したNanoVNAにてアンテナの調整を早速試してみました。
まずは21MHzのダイポールの材料を準備し、左右それぞれのエレメントを3.5m辺りで合わせて。
短縮率等の計算は抜きに作ったので、やはり中心点はかなり低いバンド外へ。
その後じわじわとエレメントを短くしたところ、ほぼドンピシャな範囲に収まりました。
これが、帯域特性を診る限り、とても美しいディップが現れていまして。
ディップメーターではゴーストを幾つも拾ってしまい、どれが本物のディップなのか分かりにくいのですが。
SWR計を備えたアンテナチューナー経由でリグを繋いでみますと、SWR計はほとんど触れない状況まで似詰まっていました。
リグにも簡易的なSWR計が付いているのですが、これもほとんど触れず。それも全帯域で。
やはり、チューニングの取れたアンテナは素晴らしいというか。
ただ、ちょっと面白い症状も。
7MHzや3.5MHzを載せようとアンテナチューナーで調整してみたのですが、これがなかなか落ちぬSWR。
そういえば、ATUを使っていた頃も似たような症状がありました。どの波長にも同調していないようなアンテナの方が、調整しやすい症状で。
楽器の世界でも、ボコーダーのマイクで上手く歌ってしまうと、ノリの悪い音になりがちだとも。あえて音痴に歌った方がハマるらしく。
(追記:上記は勘違いでした、同調点をちゃんと合わせたら7MHzのSWRは使い物になる範囲まで落ちました)
気を良くして、更に50MHzのエレメントも張ってみました。
さっきの手順で調整は慣れたので、あっという間の作業でした。
これも帯域特性を診ると、やはり美しく。
しかし、同一のバランから複数のエレメントを張ったアンテナの為、21MHzの中心点が下がってしまいました。
まぁこれも簡単に再調整出来たのですが。
ダイポールアンテナは21MHzと50MHzでだいたい同調。
もっと早く入手すべきだった #NanoVNA です。 pic.twitter.com/6HQqTMFhkK— SUKIYAKI (@SUKIYAKI) November 8, 2021
NanoVNA、恐るべしの性能と便利さです。これまでの苦労はいったい何だったのかと。
六千円前後で購入できる品ですが、入力は2つも要らないし、1つに絞れば更に安く提供できるかと。
ほとんどはアマチュア無線用途でしょうし。極端な話、SWR特性だけ分かれば良いとも思えます。
そうはいっても、せっかく持っている機能なのでスミスチャートもちゃんと使いこなしてみたいです。
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