INSPIRON5405のSSDを入れ替え

先日入手したINSPIRONのSSDを入れ替えました。
標準構成の256GBも積んでいれば大丈夫かな?と思っていたのですが、音楽制作ソフトのSTUDIO ONEを推奨インストールしたところ、100GBほどCドライブを喰ってしまいまして。他にもOfficeやPhotoshop等を入れていたのですけれど。
256GBの全容量もバックアップ等で使える領域は200GBちょっとだったので、最初からSSDの残り領域は半分程度しかなく。
SSDは残容量が半分以下になると速度が遅くなったり、劣化が早まったりという説もあるそうで、今後も気持ちよく使いたいなぁで1TBのSSDを入手することに。

どのSSDを購入すべきかでけっこう悩めました。
価格や性能上ではWD社のSN550 NVMe WDS100T2B0Cというモデルが素敵でした。実際、価格コム上でも売れ筋ナンバーワンで。
しかし、INSPIRON5405では相性問題が発生しているそうで、せっかく買ったのに使えなかった人も居るそうで。
12800円も出して使えないのは恐ろしく、他の候補を幾つかあげた状況で昨日は秋葉原に。

土曜日の秋葉原はけっこうな人出でした。外出自粛も何のその。自分もその中の一人なのかもなぁと。
特に、タバコ屋さんを併設した喫煙所は超過密状況。二口吸って逃げ出しました。
その秋葉原で候補のSSDを探したのですが、どこも売り切れ。売れ筋の商品は現状品不足の様子でした。実際、価格コムでもメジャーな店舗が商品のリスト上に載っていなかったですし。本当に在庫が無いんだなぁと。
そこで、候補にも考えていなかったSSDが目に留まりました。インテルの665p SSDPEKNW010T9X1というモデルです。
性能上のどの部分もWD社の製品より劣り、かつ値段は一緒なのですけれど、ソコソコ速く発熱も抑え気味で寿命も悪くなさそうで。
メジャーなCPUメーカーな安心感もありましたし、コントローラー部分に小さな放熱板も付いていたのでコレを購入することに。
あと、一緒にシリコン素材の熱伝導シートも入手。店員さんの話では、放熱板が付いている製品ですと冷却効率も高いそうで相性も良いとのこと。

帰宅後に早速、SSDの交換作業。
先ずはOSのクリーンインストール用のUSBメモリーを作成。MS社からインストーラーのダウンロードをしたのですが、思ったより時間が掛かりました。30分くらいかな。
その間に新しいSSDに熱伝導シートを張り付けたり。シートは自分で切ってサイズ合わせして使うそうです。
あと、このシートは三種類の厚さが販売されていて、自分は中間の厚さの1mmのを入手しています。あまり厚いと筐体と干渉してしまいそうですし、このPCの裏蓋はプラスチックなので変形も怖く。逆に薄すぎると冷却効果も落ちるかなぁと。
このシートを指で触れると湿布の様なヒンヤリ感がありました。柔らかさも湿布に近く。確かに熱伝導率は高いのかもです。
裏蓋を開けるのは今回が二度目になります。前回はRAMの増設時でした。幾つかのネジを外すのですが、モニターのヒンジ辺りの二つのネジは完全に外れない仕様です。前回開けた際は、この外れないハズのネジの一個が外れてしまいまして。
ネジを固定しているC型の小さなリングが筐体内に転がっていました。これがCPUファンにでもぶつかったら恐ろしいことになるなぁで、あの手この手で何とか直し。老眼も手伝って、この細かな作業には一時間近く掛かってしまいました。
今回はそのネジ部分も問題なく機能していました。

M.2のSSDを触るのは今回が初めてでした。こんな小さいのにけっこうな容量でかつ高速だそうで。SATAよりも数倍速い規格というのも最近知ったことでした。サイズ的にはノートPCに最適なのですけれど、ともかく高速化による放熱が凄いそうで、ある面デスクトップ向きなのかなぁと。
SSDの交換作業自体は楽なものでした。SSDの取り付け金具の位置をズラす作業も含まれましたが、見ての通りで。
ちょっと気を付けるべきだった点は、SSDの横に流れている細いケーブルを取り付け時に噛む恐れがあることくらいでした。

その後筐体を元に戻し、OSのクリーンインストール。この作業はあっという間でした。
新しいSSDも全く問題なく認識されていました。
あと、人によっては元々付いていた小型のSSDをスピーカー横のソケットに付けて交換ではなく増設されている方もいる様です。
ただ、熱源が増えたり消費電力が上がってしまったりかと思えるので、自分は真似しないことに。
だいたい、自宅のデスクトップPCも500GBのSSDで余裕ある状況ですし、1Tも積んでいるノートPCでしたらこれ以上使うことは無さそうで。
自分が初めて入手したSSDは十年位前だったか。当時は128GBのSSDでも一万円以上した記憶です。

SSDを載せ替えたINSPIRONですが、全く問題なく動作しています。
ベンチマーク系のソフトで性能を試してみたい気もするのですけれど、それは気が向いた時にでも。
無駄に負荷を掛けたくないですし、十二分にサクサク動作してくれているので。
SSDの温度だけは早めに確認したいところですが。

このPCのレビューをちゃんと綴っていませんでした。
見た目は近年のAppleのノートに近い質感です。蓋を開けた状態でも閉じた状態でも。
安っぽさは感じません。あと、キーボードの触り心地も素敵です。キータッチ時に筐体が押し込まれる様な感覚も全くなく。(自分、この押し込まれる感覚が大の苦手でして)
あと、タッチパッドが自分は苦手でして、マウスを使っています。この機種に限らずタッチパッドの操作感が何故か馴染めず。
キーボードの隙間にゴミ等が入らないようにキーボードカバーを付けての利用なのですが、このフィルム状のカバーは自分でカットして貼り付ける仕様で。その際に勿体ないからとタッチパッド周りまでカバーしてしまい。
これは大失敗でした。タッチパッドの滑りがとても悪く。
OSのクリーンインストール直後等ですと、外付けマウスがまだ認識されておらず、使いたくもないタッチパッドを使う場面があります。
こういったときに、全く滑らないタッチパッドが最悪でした。
まぁ、これは製品の問題でなく、ケチなカットをしてしまった自分の問題なのですけれど。

あと、ちゃんとしたノートPCの購入は十五年ぶりくらいです。前回はThinkPadのT60というモデルでした。
このT60はCoreDuoという化石CPUを積んでいるモデルなものの、Windows10もどうにか動作してくれています。しかし、Chromeブラウザを立ち上げてサイトを観るだけでもCPUの使用率は100%にへばり付き。
その古いノートと比べても仕方ないのですが、このINSPIRONは画面も美しく、音も意外に良く鳴ってくれています。
細かいことをいうと、十年位前にMacbookAirも入手していましたが、数年でバッテリーが駄目になり手放していました。あれは使い勝手も良かったので延命したかったのですけれど、サードパーティー製のバッテリーが火を噴いたりで市場に出回らなくなった時期でした。
Appleにバッテリー交換を依頼したら数万円掛かるそうで、それだけの価値も認められずでした。
今回のINSPIRONはあのMacbookAirの使い心地に近いです。見た目もそうなのですが、触り心地もそんな感じでした。

出来れば十年くらい使い倒したいです。途中でバッテリーの交換もあり得るんだろうなあと。ただ、筐体の中を見る限り、そんなに難しくない交換箇所でした。

ここまでで、このINSPIRON向けに入手したパーツは主に以下です。

追記:
SSDの健康状態を確認できるフリーなソフト「CrystalDiskInfo」を見つけたので、試してみました。
アイドル時は34℃だそうです。体温よりちょっと低いくらいですネ。
高負荷時はどんなものなのか気になりますが、無理はしないでおきます。

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