イタリアが大変そうだ

ここ数日のニュースを観る限り、新型コロナでイタリアが大変な状況らしく。
全土で移動制限、医療機関がパンク、医療の一部で年齢制限(?)、食料品等の買い溜め。
感染者数が跳ね上がっているというのは、新型コロナの検査が出来ているからという面もありそうですが、結果的に医療関係者も多数感染してしまったそうで。
感染者が分かったところで受け入れ先も無く。

ここまで、検査すらロクに出来ていなかった日本の体制を自分は批判的に思っていたのですが、日本政府なりのやり方も大間違いではなかったようだなぁと思い始めています。バランスを意識していた面はあったと思います。
PCR法という検査方法の精度は完璧では無いそうですし(ソースがハッキリしないのですが、良くて六割の精度とも)、重症でも無いのに手間暇かけて検査するほどでも無さそうらしく。
勿論、流行でも何でもない平時であれば重症化する前に受診すべきでしょうけれど、現時点でそれをやったら大変なことになるんだなぁと。イタリアがその例っぽく。

重傷者が大量に発生してしまった場合に、医療でも優先順位があるそうです。「トリアージ」だったか。ほぼ最悪の事態。
秋葉原の通り魔事件や津久井の障碍者施設での事件といった場面でも、トリアージな話題があったりでした。
一気に対応出来ない患者数に対しての優先順位、助かる見込みの無い人は優先順位が低くなったりもあるそうで。
「ミラノでは気管挿管は60歳以下を優先する」とのTweetも見掛けています。これは真偽不明の情報ですが、あり得ない話でも無く。若い方を優先するのは仕方なく。
最悪の場面で何処かで線引きは必要なのかも知れません。年齢にしても。自分は60までにあと10年切っているんだなぁとか。

イタリアでも地域封鎖が数日前にあったそうですが、結果的に感染率の高かった地域から脱出した方が多かったそうです。
なので、地域封鎖というのも結果的にウイルスを他地域にばら撒く流れに繋がったとも。
中途半端にやってしまうと、どうにも本末転倒になるのかなぁと。
ここら辺のことを綴ると無駄に長文になってしまいそうですので、話をちと逸らします。

お隣の一軒家のお婆ちゃんはとても物腰柔らかで、知的なのにいつもニコニコ親切で。自分が引っ越してきたときに図書券を持って挨拶に伺い、その年の暮れには庭で実った柚子を頂けたり。
時々ピアノの音も響いてくる一軒家、正しい演奏の先生風な演奏もあれば、何度もおぼつか無いフレーズが響いてきたり。
自分と同世代の娘さんが近くにお住まいで、その旦那さんはイタリアで仕事をしているらしく、年に幾度か数週間帰国していて。
大きな単車や一眼レフのカメラも趣味らしき旦那さん、この方はイタリアで無事にされているのか気になったり。

自分も嘗てVespaにハマっていたので、イタリアの工業製品には魅力を感じています。お金が有り余っているのでしたら、四輪のスポーツカーにも乗ってみたいくらいでした。
イタリアは工業製品に限らず、映画も美しかったり。
しかし、敗戦後のムッソリーニは逆さ吊りでさらされたり、ちと恐ろしい面もあったりで。
冷静さを失わないでほしいなぁと。

たまにはスパゲティでも茹でるかな。
挽肉が安かったら決まりです。トマト缶はまだあったハズ。

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