度々記事にしている新型コロナウイルスの件です。
フェイクニュースなのか判別つかない情報がTwitter等で飛び交っています。信頼出来そうなニュースソースに登場する「ほんまかいな」な情報に呆れてしまったり。
「輸送途中のマスクを自治体が略奪」してしまったニュースは、呆れを通り越してしまったりでした。
「中央政府や国民が独特だよなぁ」くらいにはこれまでも思っていたのですが、自治体レベルでコレですと、映画「マッドマックス」の世界さながら。
こうなってしまうと、性善説な考えはもはや通用しなくなってしまいますし、フェイク臭い怪しいニュースでも「十分あり得る」くらいに思えてしまい。
日本からの救援物資もちゃんと届いているのか心配になったり、日本の世論も大目にみていたマスクの爆買いもこれ以上許されないだろうなぁと。
先週、自分もスーパーで箱入りマスクを入手しましたが、全部欲しかったものの一箱だけに気持ちを抑えておきました。多くの日本人はそうするハズだろうとも思います。
「武漢退避! その舞台裏」というNHKのまとめ記事も興味深かったです。
日本政府は早い段階から水面下で問題解決に着手していたんだなぁと。失礼ながら、のらりくらりハッキリしない対応なイメージでした。
実際は、脱出までに表向き大袈裟な言動が取れなかった状況だった様子でした。
好きな映画「The Killing Fields」、サイゴン陥落後の脱出場面に近いドラマがあったんだなあぁと。
自宅の箱入りマスクは製造国が中国で、日本製の製品であっても中国の部品が使われているパターンは多いらしく、厳戒態勢の中国で多くの工場が停止している現状ですと、経済の停滞が強いられているんだなぁとか。
幾つかのニュースによると、90年代辺りから日本の多くの工場が中国に移転していたそうで、自分も薄っすらとそれに気付いていましたが思っていた以上だった様子です。
コスト削減が主な目的だったとは思うのですが、伝染病のようなこういった事態に陥ると、必要な物資が全く届かなくなるんだなぁと。多少割高でも生産面を含めた安全性で国産品の割合は確保すべきだよなぁと。
JICAの技術支援でアフリカに伺った際、文化の違いを感じました。差別用語になってしまうかも知れませんが、民度の違いとも思ってしまいました。
現地での移動はボディーガード兼なドライバーさんがいつも同行していました。現地の飛行場に到着してからお世話になっていた方なのですが、幾つか注意点を聴かされました。
「カメラで写真を撮るのは構わないが、車の窓を閉めた状態で撮るように。さもないと、通行人から力づくで奪い取られる。特に繁華街ではカメラやスマホの携帯はしないこと。同様に盗まれるから」とのことでした。
実際、市場に買い出しに伺った際もボディーガードが近くに居るにも関わらず危ない目に遭ったりしました。そして、現地のラボで分析装置を据え付けている最中にも小物が色々と無くなったり。(興味深いから見せてくれと言われてそのまま戻らずなパターンが多く、途中からは勝手に触るなと)
だいたい、自分は技術支援で伺っているのに、そんな相手からモノを盗んでどうするのか。
モノによってはこのレアな分析装置でしか使えないパーツもあったりで、そんなのを盗んだところで換金のしようもないのに。
自分の訪れたアフリカの某国、既に八年前の話ではありますがスマホの所有者は意外に多かったです。特にここ十年ほどで一気に近代化とかモノが溢れだしたそうで。
ただ、貧富の差は激しく、貧しい人の方が圧倒的に多い様子でした。そんな中ですと、略奪のようなマネも多いのかなぁと。
モノが普及する前には道徳観が普及すべきなのかとも思えました。道徳観が育たぬ環境でモノが溢れるとこうなってしまうのかなぁと。
「こんなんなっちゃうんだったら、モノが無かった時代の方がこの人達は幸せだったんじゃないの?」と。
戦争とか自然災害で生きるか死ぬかの状況であれば、ある程度仕方ないと思えたりですけれど、平時から略奪が横行しているのは前近代的なありさまで。
今回の中国でのマスク略奪の件は、非常事態に近い状況なのでまだ仕方ないとも思えたりですが、やはり残念です。
日本の場合は自然災害時でも略奪はほとんど無く(全く無いワケでも無さそうですが)、治安の面では極端に良いというか特殊でもあるんだろうなぁと。
日本の場合、道徳教育以前に古くから神道の考えに則っている部分は多そうだよなぁと時々思います。
Wikiの神道の一節が特に日本らしく。(以下は引用)
「自然を感じ取り、そのもののままでは厳しい自然の中で、人間として文化的な生活を営むのにふさわしい環境と状態を、自然との調和に配慮しながらバランスを取り調節して行き、人民生活を見回って、生活する為の知恵や知識のヒントを与えたり、少し手伝ってあげたり、体や物を借りた時や何かやって貰った時などには少しお礼をしたり」
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