ここ数日で観た映画

ほとんどメモがわりな記事です。

【オーケストラ!】
全く知らない作品でした。前半はドタバタだらけで、展開も今一つ面白みに欠け。
しかし、ロシアからフランスへ渡航の場面辺りから釘付けでした。
チャンスをネコババし三十年ぶりの演奏を迎えたオーケストラ、関係者も演奏者も上手く行くわけないと諦めていました。リハーサルさえもほとんどの楽団員にすっぽかされて。
演奏が始ると案の定最悪な音。聴衆からは嘲笑のどよめき。
しかし、一部の楽団員と指揮者は真剣でした。バイオリンのソロが始ると、雰囲気は一変。
その後は感動の展開に涙でした。
時間が惜しい人はクライマックスの30分辺りから観ると良いかも知れません。

【グレン・ミラー物語】
もう何度も観ている秀作です。
ジェントルのさり気なさとか、ユーモアとか、努力とか感じる作品です。
空爆にひるまぬ楽団。

【アメリカ交響楽】
ガーシュインの自伝的作品でした。存在さえ知らない作品でした。
終戦直後の白黒映画、ストーリーは詰め込み過ぎにも思えました。特に、ラプソディ・ブルーが誕生するまでの苦悩や無茶な本番はもう少しドラマティックであるべきかと。
しかし、ガーシュインが好きなら観ておいて損無し。当時の大衆曲含めて代表曲は網羅されていました。

【黒部の太陽】
石原裕次郎主演の佳作。まぁ当時はこんなものか。ブラタモリでも黒部ダムを扱っていたなぁと。
裕次郎を全面に押し出し過ぎにも思える作品、当時のヒーローでアイドルで憧れの存在ではあったと思います。しかし、ストーリーに意外さが少なく。三十二小節先まで読める展開というか。
ダム好き、日本の土木の栄光、裕次郎好きな方にはオススメ。
しかし、当時のアイドルであったと思われる裕次郎は美男子とは別次元に思えます。
安定したオッサン感な「太陽にほえろ」のボス役は、既にこの頃完成していたとも思える青年でした。

上記の作品は何れもAmazonプライムにて無料で観れました。今月下旬で解約予定のプライムですが、世に知られぬ佳作もけっこう埋もれているんだなぁと。
世に知られぬというより、自分が無知なだけかも知れませんし、元々観たかった作品は追加料金が必要なのばかりでこれまで不満を綴ってきたのですけれど、検索結果をもとにした推奨作品で評価が高いのは、意外に面白い作品が多かった感です。
こんな出会い方もあるんだなぁと。

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