昨夜のこと、男はつらいよの一作目を観てしまいました。
1969年の柴又の風景、雰囲気は変わっていないようでちょっと変わってもいて。
参道の街灯や道路の質感が昔は何というか質素だったようで。
ストーリーの前半は馬鹿馬鹿しい展開にも思えました。さくらさんに手を挙げてしまう寅さんに「そりゃやりすぎだよ」と思ってしまったり。だいたい、二十年ぶりに再会した数日目にそれはないよなぁと。
しかし、さくらさんの披露宴で新郎の父に「一泡吹かせてやろう」と企てていた寅さんが、逆に一泡吹かされた場面は涙ポロポロでした。
少年寅次郎が現在放映中なのですが、あの場面はここに行きつくんだなぁと。
少年寅次郎で泣いてしまった方は、一作目も観ておくべきだと思います。
あと、自分はずっと勘違いしていて、大人になった寅さんが実家に帰省する度、両親のことを「おいちゃん」「おばちゃん」と言っている意味が分かっておらず。
両親では無かったのですネ。
自分が子供の頃は毎年二回新作が登場していたシリーズでしたが、やはりある程度歳を取ってから観ないと、痛みや面白さを理解できなかっただろうなぁと。
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