成田空港までツーリング

本日は午前中から単車で成田空港まで伺ってみました。往路は下道、帰路は高速でした。どちらも55㎞くらいの総距離です。
往路の264号は過去に松戸辺りから数㎞を幾度が使った経験がありました。これが毎度渋滞で、単車でのすり抜けもし難く、好きになれないルートです。
この264号がルートのほとんどを占めているのですが、最後までこんな調子じゃ嫌だなぁと。
しかし、新鎌ヶ谷辺りから状況は一変しました。北総線沿いのひたすら真っ直ぐなルートは信号もほとんどなく、結構な速度で距離にして25㎞続きました。これは素晴らしかったです。
北海道でもやたら長く飛ばせる直線があったりするのですが、この直線はほとんどの区間が谷間を走っていて、横風もあまり受けず運転そのものも楽でした。単車でソコソコのスピードでの横風は怖いものがあり。
しかし、成田エリアに突入してからはまた渋滞気味でした。特に成田の中心部がネックでした。

この渋滞の途中で横を観ると、サウンドハウスさんの名前が。
楽器類の通販で安くて品数も豊富なサウンドハウスさん、自分もこれまで幾度か利用していました。成田に本社があるのは知っていましたが、こんなところにと。思わず記念撮影。

そこから十五分程走り、やっと空港に到着したのですが、単車を停められそうな場所が無く。
無理すれば止められるのかも知れませんが、警備員らしき人が止められそうな場所に何人も居て。止めてしまったら通行の邪魔でしょうし。
だいたい、25年前に四輪で空港に来た際は、途中のゲートでかなり入念なチェックが待っていました。いつの間にかその風習は無くなったようですが、それでも危険人物に疑われたら面倒そうで。

結局、空港の最寄りでは記念撮影も出来ぬまま隣の芝山千代田駅のコンビニでイップク。その途中、以前にたまたま知った不思議な宿を通り過ぎ。滑走路のど真ん中にある宿なのですが、ここで下手に単車を停めるのも誤解を招きそうで、そのまま通過しました。
コンビニの缶コーヒーで暖まった後は、特にやることも無いので帰路へ。今度は高速の東関道です。

東関道の成田からしばらくは、暴風壁のほとんど無いルートだったので、横風がちと怖かったです。エンジンのパワー自体は余裕あったものの、90㎞/h未満の速度で安全運転でした。
Forza siはシートの前方部分で二―グリップに近いことが可能ですが、タンクをしっかり掴まえられるヨーロピアンタイプに比べると、やはり安定感が乏しく。
二十代の頃だったら「せっかく高速に乗ったのだから、飛ばせる範囲で飛ばそう」という気持ちでした。体力が衰えたというよりは、無謀な運転をしなくなった感です。
特に、それなりの速度を出していたところで突然大きな横風を喰らうと、Forza siは一車線分くらい横に流されそうで。
単車に乗り始めてから三十年以上、様々な事故を目撃していて。単車の事故はほとんどが飛ばせる道のカーブででしたが、横風で二車線流されたのも観たことがありました。

そんなことを考えながら80km/hくらいで左車線を流していたところ、真ん中の車線のBMWな単車がプラス20km/hで抜いていきました。並列二気筒のエンジン、安定感のある走りでいいなぁと。
BMWがそのまま200mくらい先に去った辺りで、合流車線から入ってきた四輪が左車線をロクに走らずそのまま中央車線に。
BMWの存在に気付いていなかったのか、四輪はあわやBMWに横から衝突する寸前でした。四輪は慌てて左車線に戻り、BMWはバランスを一瞬失いつつ倒れずに持ち直し。接近した幅は残り1mも無かった様子でした。

恐ろしや。
BMWのライダーは四輪に対して文句でも言うのかな?と思ったりでしたが、特にアクションはなくそのまま遠くに消えてしまいました。
BMW側は何も悪い事していませんが、あれは怒っても仕方ないだろうし、よく耐えたなぁと。
まぁ、乗っている車種で人柄もある程度伺える部分はあるかと思います。
BMWの古い水平対向二気筒に乗るヤンチャなライダーというのは考え難そうですし、大型の単車に乗る人の多くは自制心の塊な方が多いと思っています。

やはり、高速の単車は恐ろしいなぁと思いつつ、帰路の途中でラーメン二郎の松戸店さんへ。運良く昼の部の営業に滑り込みで間に合いました。
昨日は健康診断で初めて血圧に引っ掛かり。再検査の必要が無い範囲でしたが、ラーメン二郎の食べ過ぎがいよいよ影響し始めた様子です。
この二年間、多い時は週に二杯。普段は月に二杯くらい。月に一杯程度に抑えた方が良いかも知れません。
十年前は、神保町店さんで週に四杯頂いても問題無かったのに。いよいよツケが回ってきたのかなと。まぁ、逆にここまで問題が出なかった方が不思議でもあります。

肝心なことを書き忘れていました。
往路の下道ルートは約二時間、帰路の高速ルートでは約一時間でした。
十五年ほど前に中古の四気筒CBR250Rに乗っていた際は、メーターの最高時速に近い辺りでも車体は非常に安定していたので、乗る側のビビりよりも車体の高速安定性による違いが大きいのかなぁとも思えたり。
ともかく、恐ろしさという感覚を持つことは重要だとも思っています。痛みの感覚が無い体質ですと、思わぬ故障もあったりするワケで。ここらが限界と思えるのは大切かと。

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