興味無いんだから(安室奈美恵の引退)

歌手の安室奈美恵さんが引退されたそうなのですが、気の毒に思えるほど自分は興味無くて。
存在を否定しているワケではなくて、個人的に何も引っ掛からないので仕方ないのです。
これは本当に、好みの問題でしか無くて。

見た目は可愛いとも思えるのですが、大昔に観た歌番組の発言が軽薄だったりで。
肝心の曲について前途の通りで。小室さんがプロデュースしたアーティストとか曲って、自分には違いの分からないのが多過ぎなんです。
一曲だけ大ヒットして続かなかった一発屋の方が、よほどインパクトあったり時代を象徴しているよなぁとか。
無難な曲作りでばかりでは、顔を整形したようなアイドルと同じで、違いが何だか分からず。
もちろん美人なんでしょうけれど。

90年代頃から披露宴で必ずといってよい程流れてくる曲がありました。
これが何言ってるんだかよく分からない歌詞で。
イントロも英語なのか日本語なのかよく分からず。
どうでも良いので勝手に空耳で解釈していました。

 「神様イェーイ♪」

ゴスペルっぽい解釈をしていました。神様に現代風な嬉しさの表現。
目出度い場面、教会でのブルースブラザーズのようではないですか。
実際、誰が歌っているのかも知りませんでしたし、自分にはどうでも良いことでした。
あえてこの曲を選んだのであろうお嫁さんは流行にきっと敏感なんだろうなぁとか、必ず流れるこの曲を選んだお嫁さんは安全な選択をしたんだろうなぁとか。
「不器用な新郎とバランス取れて、これは良いカップルではないか」と、これまた出鱈目な解釈を自分はしていました。
永遠の愛を感じたパートナーの個性というか「自分らしい選曲」も大切だと思ったりではありました。

数日前、安室奈美恵さんが引退されるとのニュースが多発し、「神様イェーイ♪」は安室さんの曲だったのだとやっと判明しました。
偶然にしても、曲も歌詞も自分にはどうでも良かった一致が、ちと凄いと思えまして。
これは正しく神業かも知れず。

学生時代からの友人夫婦の奥さんとは、馬鹿な会話を時々楽しんでいます。
相手が馬鹿なのではなく、自分から馬鹿な話題を振っているだけなのですが。
奥さんは二人の娘さんを育てており、娘さん達が可愛くて仕方ない日々です。
その奥さん(T嫁)に尋ねてみました。

 SUKIYAKI:安室の引退より樹木希林さんの他界の方が衝撃的だった。
 T嫁:希林さん、そんなに好きだったんだ。
 SUKIYAKI:披露宴で必ず流れる安室の曲はイントロから何言ってるんだか分からん。
 T嫁:can you celebrate?
 SUKIYAKI:それかも。「神様イェーイ♪」の空耳だった。
 T嫁:讃美歌みたいネ。
 SUKIYAKI:いや、ゴスペルだ。
 T嫁:ゴスペル好き。

can you celebrate?を翻訳しても、どうにもイカれていました。
バブルの頃に流行ったライダーズジャケットでイエローコーンというブランドがあったのですが、出鱈目な和製英語が刻まれるジャケットはネイティブ達を驚かせたそうです。
それに近い何かを感じたり。東南アジアで時々見かける謎の日本語とこれは一緒です。

その後、T嫁は安室の素晴らしさも説明してくれました。娘さんは現在劇団員で歌や踊りに励まれているそうで。
あんなに激しく踊りながら、しっかり歌えるのって凄いんだよと。
自分はそんな視点で観たことがないというか、聴いたことがないし、これはちょっとした発見でした。

しかし、Youtubeで曲を改めて確認したところ、can you celebrate?よりも日本人の舌には歌いやすいとも思えました。
神様イェーイ♪

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