AIと先入観

昨夜、AIの特集番組をボケーっと観ていました。
過去に観た番組と重複したような解説もあったのですが、最近の活用事例とかが興味深く。

例えば台風の進路予想。
数年分程度の台風の進路状況をAIに教えておいたら、直近の台風の進路を的中させたそうで。
それも、気圧だとか気温だとかの情報を教えていないのに。(この部分、ちゃんと観ていなかったので自分の誤解も入っているかも知れません)
気象予報士の方とかは様々な情報を元に予想を立てるのですが、それでも外してしまう理由は「人の先入観が邪魔してしまう」らしく。

他にも、これから犯罪の発生しそうな地域をAIの予測に基づいてパトカーが先回りするとか、理想の結婚相手を見つけるとか。
理想の結婚相手については婚活系のサービスで活かされているそうで、学歴や職業、年収といった部分は全く考慮せず、Profileの紹介文で使われる単語や言葉の使い方から理想のカップルをマッチングさせるそうで。
AIの紹介した有力候補と結婚に結びつく確率はかなり高いそうです。重要視していた項目類とは掛け離れた相手だったのに。
AIがどうやって最適な答えを導き出すかのルールや計算式みたいなのは判明していないとのことでした。これが一番謎でもあり興味深くもあり。

人が何かのレポートを提出するとき、「こうした方が良い」という結論を導く系の文章でしたら必ず「どうして?」の部分が必要になってきそうで。
AIではその「どうして?」が抜けているそうです。
結果には何かしらの理由が伴うものと思っているのですけれど、かなりの謎です。
人に例えたら「思いつき」で正解を出してしまう様でもあり。

以前の職場で、相当な進学校を卒業した同僚が居たのですが、高校時代に不思議な才能を持つ同級生が居たそうなんです。
単純な掛け算や割り算も出来ないような同級生が、数学の試験で難問系の微分積分を回答出来てしまうそうで。
それも、計算抜きでパッと閃くそうで。
本当にそんなことが出来る人が居るのか自分は未だ半信半疑なのですけれど、これはAIに近い能力を持っていたのかなぁと昨夜の番組で思い出してしまいました。

凡人な自分でも出来そうな努力は「先入観をなるべく持たない」くらいです。

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