先ずはこの記事。
ライダーに朗報! 自動二輪が「駐禁」対象から外され、駐車場増設の動き 警察庁が通達
上記記事の引用ですが、趣旨は以下。
1)二輪車の駐車場を増やしていきましょう
2)駐車場の有無や交通状況に応じて二輪車の駐車違反の規制を廃止したり、時間制限を変更したりするなど、見直しを検討しましょう
3)必要があって二輪車も駐車禁止にしている場所では、取り締まりの扱いは変更しません
2006年の改悪法から、やっと元に戻りそうです、
改悪と言ってしまうと失礼かも知れませんが、ここまで取り締まるの?と思える場面は実際に多く。
当時、都心暮らしだった自分は単車を停める場所が無くなり、大切にしていたVespaも手放していて。
ご近所の老舗小料理屋さんとかも、築地への買い出しに利用していたスーパーカブ等で困られていました。郵便の配達員さんとかも。
突然増殖しだした切符切りの係員は、仕事だから仕方ないにしても非常に邪悪な存在にしか見えず。緑の上着からミドリムシとも言われる始末。あれはプライド持って出来る仕事に思えず。
実際、駐車スペースを自宅周辺で確保していても、出先で停められる場所が無く、単車を泣く泣く手放されたライダーは多かったようです。
そして、単車の販売台数はピーク時の1/9まで落ち込む始末。
戦後の日本を支えた産業の一つでもある乗り物が、何とも気の毒な状況でした。
実際、街から単車は消えたような状況でした。
ここから先は話がズレますが、単車の環境対策も厳しくなる一方でした。排ガスの浄化や、騒音の規制です。
単純な構造が個人的には好みでした。これは故障率が減ったり、修理が容易であったり、無駄なコストも掛からなかったり。
しかし、環境性能を求めた結果、単車も色々と複雑な装備が増えて、重くなり単価は上がり、燃費も稼ぎにくくなり。
駐車場問題と併せて、単車がますます売れなくなる要因の一つとなった感です。
全盛期よりは既に排ガスも十分綺麗になりましたし、もうこれ以上厳しくしてほしくないなぁと。
遠くないうちにEVな単車も増えるかと思いますし、ガソリンエンジンの単車はこれ以上複雑になってほしくなく。
そんな流れで、旧車な単車の中古市場では値上がりが続いている様子です。
250㏄の4気筒モデルなど、いま新車で出したら凄い値段になりそうで復活は望めない状況で。(今回の規制緩和で販売台数が見込めるようになったらまた復活してくれるかも知れませんけれど)
80年代の四気筒なレーサーレプリカで程度の良いものは、既に手に出せない値段になっています。
2stのレプリカなんかはもう新型が登場することも無いでしょうし、あれは軽さと単純な構造とちょっとイジれば相当なパワーを絞り出せて。当時のモデルはやはり凄い値段になっています。タイヤが二つでも、あの操縦感覚は別の乗り物でしたから。
と、話が大幅に逸れました。
そんなワケで、80~90年代の絶版車は今回の件で更に値上がりしてしまうのかなぁと。
大排気量の単車なら現行モデルでもパワーは有り余るほどですけれど、車検が面倒であったり、重さや大きさが面倒で走り出すまでの取り回しに苦労したり。結局乗る機会が減る乗り物になりかねず。
個人的には狭い日本で丁度良い排気量が250㏄辺りかと思っています。一日あれば東京から青森だって走れる距離ですし。(既にその体力はありませんけれど、学生時代に経験しています)
ともかく、単車に乗るのがまた楽しみになりそうで、乗る機会も増えそうな今回のニュースでした。
戻ってらっしゃい、ライダーさん達!
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