自分の学生時代から時々話題になっていた家電類の一つがホームコントローラー。
ホームコントローラーは自宅の家電類を集中制御したり、遠隔地から操作したり出来る便利らしいものです。
近未来のSFとかでは登場しがちなシロモノですが、色々と問題もあるようで普及には至らなかったようです。
自分の学生時代というと、インターネットがまだ一般的ではなく、通信の共通規格的な面も乏しかったと思います。
社会人になってしばらく、自分はセキュリティに関わる技術系の仕事に就いていて、ホームコントローラーの現実面にも少し触れています。
インテリジェントビルのセキュリティシステムの場合、空調や照明のスケジュール制御(平日の朝にONで夜にはOFF等)というのは既に一般的でしたが、基本的には遠隔制御は行わないルールでした(会社によって運用は異なるようです)。
技術的には可能だったものの、遠隔制御では稀に大きなトラブルが発生したそうです。
ホームコントローラーの初期の頃も同様なトラブルがあり、例えば「帰宅前に遠隔操作して、帰宅した頃にはバスタブにお湯がはられている」というような場面で家中が水浸しになっていたような事例です。
水位を見張るセンサーの故障と、排水溝の詰まりが同時に起こるとあり得ない話では無く。
要は、現場で何が起こっているのか分からない状況で無暗に操作すると事故に繋がる流れです。
大地震で停電になり数時間後に復電した際、倒れていた電気ストーブが元で火災が発生したというような事故も近い状況かも知れません。阪神淡路大震災で実際に複数件あったらしく。
スマートスピーカーが昨年末辺りから日本でも一般的になり、音声の指示だけで色々出来る時代になってきました。
ただ、家電を制御するためのインターフェースはまだ普及に至っていない状況です。標準で搭載している機種があっても、せいぜい電球のON/OFF程度で。
また、ビデオの録画予約も音声指示で可能な製品が登場しています。しかし、既に所有しているビデオ装置にはその機能が無いので買い替えが必要そうです。
リモコン機能を乗っ取るような制御方法も既にあるようですが、例えばエアコンの温度設定といった細かい指示は基本的に出来ないようで、せいぜいON/OFF程度の様子です。
その辺の事情が現在どうなっているのか検索したところ、ちと妙な記事を見つけてしまいました。
タブーな話題なので、直リンクは出来ないのですが。
世の中には電波か何かを受信して本人の行動を遠隔操作されてしまうと本気で信じている人がそれなりにいらっしゃる様子です。
Webで検索すると幾らでも出てきましたし、その症状も似ています。集団的なストーカー行為を受けているとか、電磁波で制御されているとか、監視されているとか。
身体の遠隔制御みたいなのは技術的に一部可能な時代かも知れませんが、身体に色々と埋め込まないとそのような制御は難しいと思います。
以前の仕事で少し関わったのですが、聴力の弱い方向けに身体に補聴器の機能の一部を埋め込むという技術は十年以上前からありましたし。しかし、これとて大掛かりな手順を踏んでからの手術だった記憶です。
昔はテレビ番組でUFO特集みたいなのがそれなりにあり「UFOにさらわれて宇宙人に謎のチップを埋め込まれた」と訴える人が居ました。それに近いレベルなのかな。
Twitterでも検索したところ、上記のような症状を訴える方がけっこう居まして、一日のTweet数も人によっては半端なく。
そのTweetを読んでみると、ある程度理論だった話もあるのですが、そのほとんどは根拠に乏しく。
どんな人がフォローしているのか確認したところ、同様の症状を持つ方ばかりでした。
同様の症状の方々で一種のコミューンが出来ているようにも観えました。
昔からそういった方をたまに見掛けましたが、そういった方々もネット経由で繋がる時代なんだなぁと。一般人には理解できない部分で共感出来てしまう何かがあるのかな。
客観的に考えて妙な話だと普通の人なら思うハズですけれど、ご本人達は苦しんでいる様子で。
中には消防や警察へ頻繁に連絡する方もいらっしゃり、だいたいはその対応に不満を漏らしている様子でした。
一般人相手の公共的な仕事に就く方は、やはり色々と苦労がありそうです。
タブーな話題で言葉を選んだつもりでしたが、そのうち社会問題になるのかなぁと思っています。
実際、個人名まで持ち出して非難しているTweetも観掛けましたし、理屈はどうやら通じないようで。
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