Forza siの駆動系と吸気系の清掃

一年目点検までは単車を購入した販売店さんで整備を任せていたのですが、預ける度にネジの紛失があり、二年目の今年からは基本的に自分で整備することにしました。
自分で出来る作業は限られていると思いますが、たぶん自分でやった方が丁寧な仕事が出来そうで。
サービスマニュアルやパーツリストは既に手元にあります。しかし、素人が分解するにはもっと詳しい情報が必要だと思います。
ちなみに、現時点の走行距離は2年で6,000kmでした。大して乗っていないですネ。でも、週一で乗るようには心掛けています。

ってなワケで昨日は午後から駆動系と吸気系の清掃をしてみました。
Vベルトは普通に使っていれば20,000kmくらいまで耐えられるそうですが、これが千切れた後の交換ですと破片の清掃がかなり厄介らしく、クラックが入っていないか?等の状況確認でした。
また、エアークリーナーもマメに清掃していれば、交換頻度や吸気効率も上がりそうで。何より、どれだけ汚れているのか観てみたく。


作業前の状況です。


プラスチックのカバー類を外して、エアークリーナーが見えました。


外してみたところ、ほんのり汚れていましたが、大きなブツ等は特に見当たらず。念のため掃除機で逆洗しました。写真は掃除機で吸った後です。


駆動系も冷却の必要があり、吸気口の部分にウレタン製のクリーナーが輪になって入っていました。ここは部分的に汚れていました。掃除機で同じように吸っておきました。
古い未整備のスクーターですと、このウレタンが劣化して粉々になることもあるそうです。


金属製のクランクケースカバーがナカナカ外れず、ちと苦労しました。11本くらいのネジで止まっているのですが、長さ等が4種類あるので組み立て時は注意が必要です。
この金属製のカバー、普段はプラスチック製のカバーに覆われていて、表面が部分的にかなり腐食しています。普段見えない部分ではありますが、出来る範囲で磨いておきました。


クランクケースカバーの外れる前。


やっと外れたクランクケースカバー。
外れる際は勢いづいて尻もち突きますので、作業時は背後が危ない状況ではないように。下手すると後頭部をヒットしたり、自転車をなぎ倒す危険があります。


外れたクランクケースカバーの拡大図。接合部分には2個の筒状の部品がネジと当たる場所に入っています。
ですので、外す際は横にズラしても抜けません。無理するとこの筒が痛むハズですので、正面方向からカバーを外す必要がありそうです。


クランクケース内。
ゴム製のベルトから摩耗した細かな塵がクランクケース内には飛び散っています。ただ、凹凸の多い室内ですし、色々バラさないと奥までは拭けないと思いますので、出来る範囲の清掃となりました。
また、グリスや油等の使用は基本的に厳禁だそうです。ゴム製のベルトを傷める危険があるからだそうです。
ただし、回転軸(正式名称失念)の一番出っ張った部分にはグリスがべっとり付いているので、そこに触れたら周りにグリスが着かないよう注意が必要です。(自分はやってしまいましたが)
肝心のVベルトは特にクラックも無く、まだまだ使えそうでした。高負荷の掛かるような運転は避けているので、それも意味あるのかも知れません。

尚、作業後の本日知ったのですが、コチラのサイトが車種を限定せず詳しく触れています。→BikeBrosさんの記事:スクーターの駆動系部品は消耗品だ 交換時期が判断できなければバラして確認!!


バラした部品を元に戻し、試走を兼ねて近くの江戸川沿いを走ってみました。
柴又公園の桜は満開で、だいぶ散り始めていました。自分には珍しくセピア色のトーン補正を掛けてみましたが、これが昭和40年代と言われても違和感無い風景かと。

ちなみに、今回の整備後に体感した違いはあったか?と申しますと、ほぼありませんでした。
エアフィルターが余程汚れていたりでしたら違いはあったのかも知れません。まぁコンディション維持の部分では意味あったと思います。
自分の年間走行距離ですと、同じ部分の清掃は半年か一年後くらいで良さそうです。次回はオイル交換になりそうですが、昨年10月の交換からまだ700km程度しか走っていませんし夏の終わり頃になりそうでしょうか。

追記:2018/4/24
気のせいかも知れませんが、エンジン音の歯切れが良くなったのと、パワーが少し乗ったような違いを感じました。特に加速時に余裕が生まれたような。
僅かな差ですので、ここしばらく暖かくなったお陰でインジェクションの混合比か何かが変わっただけかも知れませんけれど。

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