まだ生きていたThinkPad T60

デスクトップPCの調子がいよいよ悪く、毎度途中でシャットダウン。メモリーの抜き差しまですれば一時的に復活するのですが、毎度そんなことやってられず。
引越後から押入に入れっ放しだったThinkPadはまだ使えるかなぁと、押入を探ったところ目的のT60はパッと見つからずX23が登場。

15年ほど前に入手したX23はキーボード周辺の筐体がベトベトで、軽く水拭き。古いカメラのグリップ部分のゴムがベトベトになったような表面で。ロゴはまだIBMでした。
プーケットで泊まったホテルのプールサイドでコンクリートの床に落下させた過去があり、画面を開いた際に角のプラスチックがポロっと落ちたり。
コンセントを繋いで電源を入れてみると、BIOSの日時変更後に一応起動しました。しかし、何故かOSはDebian。何時どうしてLinuxをインストールしたのか思い出せません。サーバーにでもしようと思ったのかな。まして、ログイン名もパスワードも思い出せず。
こんな古いマシンでOSから入れ直しは面倒で、そのまま段ボール箱に戻しました。

もう一度押入を開け、更に奥を漁っていたところ、T60の箱が見えました。何とか引っ張り出し。
コンセントを繋いで電源を入れてみると、何の設定も不要でWindows10が起動しました。これは凄い。
T60は11年前に入手していたようです。その後もバッテリー上がりによる変な症状とか、CPUクーラーのファンの交換とか修理しつつも、問題なく動いていました。五年前のアフリカ出張でも既に古びたマシンながら頼りになった存在でした。
起動後は二年ぶりのWindows Updateを二時間くらい繰り返し、ブラウザで例の重いサイトを開いてみました。ビットコインの取引画面です。
サイトの表示までは重かったものの、シャットダウンせずに許される範囲のレスポンスで動作してくれました。半壊れのデスクトップPCの方では突然のシャットダウンになるサイトです。
この頑丈さと柔軟性に何だか感動しました。

引越前まではAppleの薄いノートを数年間利用していました。これはこれで良かったです。薄いし軽いしバッテリーは持つしスタイリッシュだし。
しかし、バッテリーが劣化するとお手上げで。バッテリーの発火問題等でサードパーティーのバッテリーが出回らなくなり、メーカー修理を依頼すると結構な額で。
自分が使用してきたThinkPadの場合は、サードパーティーの格安バッテリーが利用できたり。いまもそれが普通に使えています。
プライベートでノートをまた購入する機会があれば、ThinkPadは外せない候補かもしれません。今後も。

コメント