旧電信級の免許を折角頂けたので、電信の機材を最近揃えていました。
電信は既にアマチュア無線でしか利用されていないらしい枯れた領域らしいです。
写真の右側はカツミ電機さんのパドルKM-23。右の赤いレバーを押すと長点、左の赤いレバーを押すと短点(な結線)。
写真の左側は本日製作したマルツさんのキーヤーキット(正確な長点と短点を自動生成してくれます)。久し振りに半田ゴテを握ってみまして、無事動作しました。(半田付けの裏面は恥ずかしくて見せられません..)
両方併せて一万円の道具ですが、十分に機能しています。
カツミ電機さんのKM-23シリーズは、数十年前から発売されていましたが、扱っているお店は最近減っていた様子です。アマチュア無線人口の減少も、電信人口の減少も、こういった家内制手工業っぽい世界の減少もあるのでしょうか。
先週末に確認したところ、秋葉原の電鍵取扱店でも一店舗しか在庫がありませんでした。
入手したお店では数点の在庫を抱えていましたが、メーカーさんは社長一人で頑張っているそうで、ここ数週間連絡が取れないらしく。(無事を願っております)
見るからに高級な電鍵と対極的な無骨なデザイン、高度成長期の日本っぽくて、頼りがいありそうです。NIKONのFMシリーズに通じる何か。
新品で入手できるうちに、即決しました。
マルツさんのキーヤーはPICのプログラム済み商品で、テスター無しでも動作しました。取説も良く出来ていました。
以前の仕事で、PICの書き込みツールやアセンブリの開発環境にも触れていました。しかし、プリント基板の自作は面倒で、ブレッドボードに頼りがちでした。プリント基板があるだけで、とても助かります。
本日の製作は一度で上手く行きませんでした。ブザーに貼ってあった極性ラベルが逆でして。火を入れた後、最初に疑った部分がそこでした。
機能については、2,500円程度で申し分ありません。
唯一の難点は、ブザーの音色でしょうか。如何にもチープな高域音で、これは何とかしたいです。(普通の人は気にならない部分だと思います)
自宅の無線機にはキーヤー機能が内蔵されています。しかし、これを使うと送信されてしまうので、練習も兼ねて、安価なキーヤーを探していました。
すぐに使える製品はそれなりに高価なので、コイツはなかなかオススメかと思います。
久し振りのキット&半田ゴテ、面白くて、他にも色々製作してみたくなってしまいまいた。
外神田在住ですと、(電気街が近過ぎ)誘惑が多いです。
ガァ
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