
2011/04/08結果発表
本日は、巣鴨のJARDへ第三級(旧電信級)アマチュア無線技士の講習会に伺っていました。
受験資格は四級(旧電話級)相当の免許を持っている人でした。
自分は中学生の頃に電話級の免許を国家試験で取得していて、高校生くらいの頃までは趣味として無線を楽しんでいました。
この趣味のお陰で、大学も電気工学科に進んだようです。
アマチュア無線で経験したことは、大学の実験で回路を組む場面等でも役立ちました。
無線の免許を持って居ない連中は、だいたいが回路図も読めなかったので。
社会人になってからも、研究開発部門の品質管理課で役立った経験だったりしました。(ノイズ関連の試験等)
映画「私をスキーに連れてって」辺りが、日本のアマチュア無線人口のピークだったと思います。
関東圏ではコールサイン(車のナンバープレートみたいなもの)が足りなくなったりしていました。
しかし、その後の携帯電話やインターネット環境の整備で、無線人口は減り続けたようです。
あと、無線のイメージが「暗い」というのも、多かれ少なかれあるかと思います。
何故今更、上の免許を取得しようとしたかといいますと、
・今回の震災で携帯電話が全く使えなかった
・上記に伴い、十年以上前に期限切れだったコールサインを復活したくなった
・イザというとき、ちょっとしたボランティアの道具くらいにはなりそう
・せっかくだから、上の免許も取ってしまおう(現在の三級は出力50Wまで出せる)
・電話級の免許を持っていたら、一日の講習だけで三級の免許が取れそう
・国家試験だけでも五千円の費用がかかるのに、従事者免許申請料と講習費用併せて一万二千程度で取得可能(実質プラス五千円程度)
・講習会の終了試験は合格率が90%以上
二日前の金曜日に仕事で埼玉方面を訪れた帰り道、巣鴨のJARD窓口で今からでも申し込み可能か確認したところ、幸いにも受け付けて頂けました。
無線関連の勉強は長らく遠ざかっていて、ちょっとした不安はありました。
金曜の受付で渡された資料で事前に予習してくることが必須らしく。モールス符号やQ符号を頭に入れておく必要があったのです。
ただ、モールス符号は中学時代に叩き込んでいたので、まだ忘れていませんでした。(これを覚えていないと、二日前からの勉強では少し厳しいかもしれません)
本日の講習内容は、あくまでも試験対策的な位置付けだったようです。
・試験の出題内容は、四級と三級の差分の範囲(出題範囲が狭く、その場で暗記しやすい)
・モールスの出題範囲は英数字のみ(記号は恐らく出ない)
・模試(法規20問、工学20問)の中に本試験の出題(法規10問、工学10問)が含まれている
・上記により、普通の人なら落ちようが無い(模試の段階で自分でも既に満点でした..)
本日の講習会場には中学生くらいの男の子から、お爺さんまで30人くらい集まっていました。パッと見、欠席者は二人くらいだったかな。
モールスでの通信は、プロの世界でも既にほとんど利用されていない技術らしいです。アマチュア無線の一部の趣味で利用されている程度らしく。
でも、面白みがありそうなんですよ。小さな出力でも遠くとの交信がしやすいですし、音声通信と違って単純な文法と略語だけで海外の方とコミュニケーション取りやすいですし。(自分の英語の発音はとても恥ずかしいレベルです)
試験結果は一週間後に分かるそうです。ここまで綴って落ちていたら恥ずかしいです。
ガァ
コメント