醤油の焼けた香り


[ 妻恋神社より ]
先週末のこと、夏の訪れを感じさせる行事が、地元妻恋神社でありました。
集まられていた方々は、自分にとって既に顔なじみの町会の皆さんでした。
いつもの温和な皆さんと季節のかわり目を分かち合いつつ、難しい文章を一緒に音読しつつ。
相変わらず読み間違いの多い自分に舌打ちしつつ。
御祭の動の部分も好きですが、こういった静の部分も心洗われる気がしたりです。
喜怒哀楽のどれか一つでも欠けると、残りの三つも味気なくなってしまうのかなぁって、時々思います。
季節を四つに割ると、丁度半年前の自分はこの神社で年を越していました
「新春」という言葉に違和感を覚える寒い々い元旦も、この季節の蒸し暑さを考えると、不思議でもない感で。
窓を開けていたら、何処からともなく醤油の焼けた香りが漂ってきました。
あぁ、たまらん。
ガァ

コメント

  1. くみこ より:

    「難しい文章を音読」って祝詞かなにかを?
    この光景は私の故郷の神社に通じます、、、もっともお祭りもあとどのくらい続けられるんだろうと心細くなるようなささやかさですが。

  2. SUKIYAKI より:

    くみこさんへ
    恐らく、大意は大昔にあった出来事か何かかと思います。
    ふり仮名を必至に読むだけなのに、読み間違いも多く、独特のイントネーションやリズムからも外れまして。
    この小さな神社、文京区と千代田区の境にありまして、それぞれの町会が仲良く守ってるんですよ。
    ただ、若い世代の方の参加は、少ないようです。
    半世紀後にどうなっているのか、自分も考えがちです。