相手以外、何もみえないことがあるようです。
リアルタイムですと気付かないのですが、後になってから写真をみると、とんでもない背景だったりです。
地元北海道に帰省した際、高校生の頃に気になっていた女性とバッタリ出合ってしまったんです。大学で東京に上京したばかりの頃でした。
高校生だった頃、ブラスバンドの一期上だったその女性は、自分が入部したキッカケでもありました。
規律の厳しい部活だったですし、自分はアルバイトの方が夢中だったので、夏には退部してしまっていましたが、その後も学園祭のピンチヒッターでラッパを吹くことがあったりでした。
しかし、普段練習していないと、管楽器というのは扱いが難しく、特に呼吸法が出鱈目になりがちで。
二度目の学園祭のときは、真夏の三曲ソロでヘロヘロになり、閉演直後にぶっ倒れてしまいました。
意識朦朧の両脇には、またしても両脇に美女。団扇を扇いでいてくれまして、なんだか天国に居るような気分でもありました。
特に自分がモテたワケではなく、男子部員が貴重なブラスバンドだっただけなのですが。
入部のキッカケでもあり、団扇の感謝でもあった女性と再会したのは、アルバイトでもお世話になっていた本屋さんでした。
高校生の頃は、恥ずかしくてロクに会話もできなかったのですけれど、何故かそのときだけは自然に話が出来たんです。
そのまま、近くの喫茶店に向かい、翌日は札幌で映画を観に行く約束。
大通り公園で何枚か写真を撮ったのですが、残っている女性のアップは一枚だけでした。
背景は、巨大なゴミ箱。
ガァ
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