また気になるニュースが。
テスラ社の社外取締役な日本人がTwitterでトラブり、それが原因らしきで退任予定とのこと。
190キロ走るくらいでなんで2回も充電する必要あるの???
いったいどこのレンタカーか知らないけど、一番航続距離の短いテスラでも無充電で300キロくらいはしれるでしょ。
キャノングローバル研究所ってこんな情報平気で流す人を主任研究員にしてて大丈夫なのかなあ。
福井理事長に聞いてみよう。 https://t.co/pj8oFJh9F3— HIRO MIZUNO (@hiromichimizuno) April 5, 2023
問題のTweetは上記なのですが、その僅か二日後には退任が決まったそうです。
イーロンさんはアメリカ人の中でも仕事がかなり早い人と思っていましたが、想像以上でした。
自分、愛社精神みたいなのを持てた場面が少なく。製品やサービスの問題点ばかり目に付いてしまい、お客さんには申し訳ない思いばかりでいて。
でも、仲間意識はけっこうありました。助けられたり助けたりの間柄は頼もしくもあり。
しかし、中にはちょっとしたミスでも大騒ぎをして相手を蹴落とす様な社員も居たりで。
精密機器を扱う販売店の技術屋さんをしていた頃、一部の製品が欠陥品ともいえる症状で。
何故か蒸した夏の時期に動作が停止してしまう症状でした。対策品のメインボードを交換しても症状が変らなく。
同じお客さんに同じ修理対応で何度も伺った際、勘の良いお客さんは怒る相手を間違いませんでした。
お客さんは現場を走り回る技術屋の問題とは思っておらず、逆に気の毒に思われてしまい。販売店では無くメーカーにクレームを入れてくれて。これは欠陥商品だと。
輸入商品だったのですが、製造元のお決まりの文句は「そんなトラブルは日本でしか起こっていない」だそうで。
同じセリフをそれ以前の仕事でも聴いたことがあったのですが、いざ製造元のオランダへ伺った際は、世界中のサービスマンが集まる会議で皆同じ症状に困っていました。
日本の窓口だったオランダ人は、出鱈目を言っていたらしく。
他の技術者は皆いい奴ばかりだったのに、何故にあんなのを日本の窓口に置いたのだか。
実際社内でも相当問題のあった人物だった様です。「彼は自分の事しか考えていない」と。
技術力自体は相当持ち合わせていた社員だったのですが。
日本の夏は高温多湿なので、精密機器には不利な環境でもあったりでした。
更にそれ以前の仕事でも夏場に機能しなくなる通信機器がありました。現場では設定さえしっかりしていれば必ず直るとのお達しだったものの、全く直らずで。
その後に研究開発部門に異動し、その設計者がたまたま上司だったので聴いてみました。
予想外の回答でした。量産段階で製造コストを下げるために基板の素材をガラスから紙に変更されたそうで。その結果、湿度が高いと基板が漏電してしまうそうで。
原因は解っているものの、今更変更できないらしく、情報は何処かで握りつぶされていたそうです。
しかし、その問題で全国の支社で走る方々はえらく苦労しているのに。マンパワーで何とかするスタンスだった様です。
地方にあった会社の研修センターでは、新人向けの研修があり、その問題が取り上げたりもしていました。
エリートらしき教官は「設定変更で必ず直る」と自信まんまんで。あの教官も理由を知らなかった様です。
研究開発部署に自分は何年か在籍していました。その際に現場へ応援に伺う場面が時々あり。
初めて伺った都内の支社では、あの教官が異動して支社長を勤めていました。恐らく栄転なのだと思います。
そして、あの問題の製品は既に現場から全て消えていました。
なので、本当の原因を伝えたところ、支社長は凍り付いていました。
新入社員達を騙したつもりは無かったのでしょうが、責任感の強い方だったので。
言うべきでは無かったのかも知れません。
ただ、その後に本社の技術指導部に異動した自分は、そういった内部事情の問題を色々と知ってしまい。
今度は握りつぶす立場にもなってしまい。あれは辛かったです。模範的行動を唄う社訓とも全く正反対で。
何事も無かったように問題を解決出来たらなぁと。そんなことを考えるばかりの日々で。
その責任者がまた信頼出来る上司だったりで。
「これ、バレたら何処まで責任が及ぶのでしょうか?」とお酒の席で聴いたことがありました。
「上は皆知ってるけど、俺より下には及ばないだろう。全部俺が被る覚悟はある」と。
この上司、自分は益々信頼してしまいました。本音を言える上司は少なく。
大きな会社のサラリーマンで本社の部長職を務めるには、これくらいの覚悟が必要なんだろうなぁと。
二十代半ばに本社に行けた同期はかなり少数でした。本社に居た同期は親が代議士とか、大手銀行の役員とか、そんなのばかりで。
何で俺みたいなのがここに居るのか?と自分でも不思議で。
ただ、本社の同期は何故か皆いい奴ばかりで。意見の食い違いがあっても、話せば分かり合える仲で。
父親が代議士だった同期は相当優秀な大学を卒業していたのですが、入社から数年は不遇の立場だったそうです。個性も強過ぎるボンボンで。
しかし、お爺さんが首相だった件まで何処かの時点でバレてからは、恐るべき勢いの昇進で。会長からも「〇〇さんの孫なのだから」と直接声を掛けられたそうで。
そんな噂は自分も聴いていたものの、自分のドジをだみ声でゲラゲラ笑う奴には、頭を平手打ちして「笑い過ぎだ」と。周りの社員は唖然としていました。
上司に難しい問題を直訴するよりは、全然楽なものでした。じゃれ合いくらい解ってくれる安心感もあり。
自分の退職直前に、奴にお別れを告げに行ったところ、奴は会議室に案内してくれて。
「俺もサッサとこんなつまらない仕事など辞めて、骨董品屋のオヤジにでもなってみたくてさ」と。
やはり、本音で話せるのは面白いもので。
電気自動車のデメリットを綴るつもりの記事だったのですが、全く話が逸れましてタイトルも変えました。
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