しばらく前から話題になっているChatGPTを試してみました。
OpenAIというサイトのChatがその機能に当たるのかよく判らないまま試してみたのですが、生成される日本語はかなり自然でした。
しかし、AIへ質問した回答は間違いが多かったです。
例えば全く知名度の無い自分の名前を入力してみたところ、全く別人の説明が。恐らく名字だけ一緒の別人の説明の様でした。声優さんについての説明で。
知名度の高い芸能人の名前を入力したところ、それなりの説明が回答されたのですが、やはり間違いが含まれていました。
代表曲に全く無関係な曲が含まれていまして。どうしてそうなってしまったのか、「芸能人の名前と関係無い曲」で検索を掛けてみたところ、過去に出演した歌番組で共演された別の芸能人が歌っていたらしく。
その情報を元に、勘違いしてしまったのかも知れません。
ちなみに「田原俊彦」と入力した回答は『田原俊彦(たはら としひこ)は、日本の歌手、俳優、タレントです。彼は1980年代に活躍し、アイドル歌手として人気を博しました。彼の代表曲には、「抱きしめてTONIGHT」「スローなブギにしてくれ」「Rainy Blue」「抱きしめてシューティングスター」などがあります。また、テレビドラマや映画にも出演しており、俳優としても活躍しています。』でした。
「スローなブギにしてくれ」は歌っていなかったハズで。あれはかなりのハイトーンが含まれていて難易度が高く。あれを歌える歌手は限られていまして。
自分の場合、間違っているかも知れない記事を綴る際は予防線を引いています。
「うろ覚えですが」とか「恐らく」とか「記憶違いかも知れませんが」とか「そんな趣旨で」とか。
特に、誰かの過去の発言を引用する際、一語一句正確に覚えている訳ではないので「そんなこと言っていない」とは突っ込まれたくなく。一部の細かい人はそれを気にしまして。
上記のサイトはそういった予防線をほとんど張っておらず、もっともらしい言い切り系でした。
人にしても言い切ってしまうだけで説得力が増してしまったりです。
それが事実ばかりであれば博学となりますが、間違いが多いと嘘吐きになってしまい。
まだ僅かな言葉しか試していませんが、現在の精度ですと自分としては参考にならない感です。
その回答を元に記事を綴ってしまっては、嘘吐き扱いにされてしまいそうで。そうならないように一々検証すればよいのかも知れませんが、それも面倒で。
だったら、普通にWikipediaを覗いた方がよほど精度が高く。
正解不正解が無いとか曖昧な絵や音楽であれば、それらしい作品を上手く作ってくれるそうです。
あと、プログラムのコード生成も得意だそうで。質問者に全く知識が無くとも要件を並べれば上手く対応してくれるそうです。
人の会話も似たような問題が時々あるよなぁと。
そんな意味で言った訳ではないのに、突然怒り出してしまう人が居たりで。
解釈がどうにも意図しない方向に入ってしまったのか、こちらが誤解を招く表現を使ってしまったのだか。
悪意など含んでいなかったのに。
逆に相手の言葉が不適切で、全然別の解釈になってしまうことも。
人の噂は何人かの間で伝言ゲームになると、180度引っ繰り返っていることもあったりです。
人対人でもそんな感じですし、AIは案外人間らしいのかも知れません。伝言ゲーム的に様々な情報をかき集めて、それっぽく答えているだけに思えてしまい。
上記の芸能人の件にしても、出演者が一緒なだけで別の芸能人が歌っていたので、解釈が間違っていたのかな?と。
信頼してきた人ほど、断定した回答は避けがちでした。「そういう傾向がある」くらいに留まっていて。実際は難しい質問に対してもほぼ的中な回答だらけなのに。
「当たり前だろう」と見下す人ほど、知識は中途半端で例外を全く知らなかったりで。
自分はWikipediaで何事も調べがちです。
ただ、その分野に強い人からすると間違いも多いそうで。
でも、今のところ間違いを掴まされた経験は無く。
AIの精度がもっと上がれば、勿論最強だとは思います。
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