昨日に引き続き、坂本龍一さんやYMO関連の話題です。
自分より詳しい方は幾らでもいらっしゃりますし、自分の記憶は断片的で曖昧です。
ともかく、音楽の場面よりもそれに纏わる話の方が面白かった記憶で。
坂本龍一さんは怒ると怖かったとの話も。
映画「戦場のメリークリスマス」の撮影現場では北野武さんと意気投合してしまったそうで。それまでお互いの活動の場は全く別だったものの、互いにリスペクト出来た部分もあった様子です。
あの映画の完成後、出来上がった作品を観た二人はお互いの演技の下手さに大笑いしていたとも。当時の二人は役者経験がほとんど無かったのもあり。
しかし、監督の大島渚さんは何かを見抜いていたのだか。戦場での異常な人間模様を体現するには、あのような極端な演技が意味を成したのかも知れず。
演技が上手い下手ではなく、ぎこちない服従関係がリアルで。
当時流行っていたクイズ番組で、司会の大橋巨泉さんは回答者の北野武さんをイジル立場でもあったと思います。時として馬鹿にしたり。
そんな番組を観ていた坂本龍一さんは大橋巨泉さんを「無礼な奴」と本気で怒っていたそうで。
あと、これは2ch系の書込みだったので真偽不明なのですが、怒らすと怖い著名人の話題に坂本龍一さんも含まれていまして。不愉快だったタクシー運転手を殴ったとも。
下手をしたら大橋巨泉さんも殴られていたのかな?とも思えたりで。
矢野顕子さんとの交際も当時意外でした。
当時の自分からすると、妖気漂う謎の女性でして。きっとモテるだろう坂本龍一さんは何故にこの女性と一緒になったのだか不思議だったりで。ジョン・レノンとオノ・ヨーコの二人に近いものを感じてしまい。
シュガーベイブで知り合った大貫妙子さんの方が自分は好みだったりで。
どちらの女性も音楽的な才能というか表現力は独特で光っていたものの。
しかし、少し自分が歳を重ねた時点で、矢野顕子さんの魅力にも気付いたりでした。
ピーター・バラカンさんとの関係も面白かったです。
バラカンさんの番組は自分も大好きで。完璧ではない日本語なのですが、丁寧な日本の言葉で様々な音楽や社会問題を語る姿勢が素晴らしく。
ここ十年以上、インターFMのバラカンさん枠を楽しみにしていました。
#barakanmorning の最終回には間に合わなかった屋上のひまわりさん達。
日曜の夜は #barakanbeat なり。
楽しみにしております。 pic.twitter.com/wXMWK9cd11— SUKIYAKI (@SUKIYAKI) October 4, 2014
上記Tweetは毎朝楽しみにしていたバラカンさんの番組が終了してしまった頃でした。
バラカンさんは東日本大震災後に原発問題を深追いし過ぎてしまったのが干される理由だったとも。
平日の毎朝、面白い話題を提供してくれたあの番組、仕事で苦手なお客さんを訪問する運転中に幾度も救われた自分でして。
別番組として週末の夜に枠が移動する際、上記の写真を載せたところ、バラカンさんもリツイートしてくれまして。
これはかなり嬉しかったです。
YMOの世界進出の裏方でバラカンさんも活躍されていたそうです。
古今東西の音楽に精通していたバラカンさんが居なければ、YMOはあそこまで上手く行かなかったのかも知れません。
高橋幸宏さんの英語の発音についても、かなりのアドバイスを続けていたそうで。
バラカンさんの番組ではYMOの隠れがちだった作品も取り上げられたりで。
昨夜の坂本龍一さんの訃報は、バラカンさんの放送終了後でもありました。
関係者の方々も気を遣われたのだか。
細野晴臣さんは何かの番組で世界平和を音楽で伝えたいみたいなことを語られていました。
音楽でそれが可能なのか、自分にはよく判らずです。
ただ、バラカンさんも坂本龍一さんも、もうすこし具体的に環境問題について語っていたよなぁと。音楽では無く言葉ではありましたが。
原発もそうですし、失われてしまう都心の緑についても。
別次元の話題ではあるのですが。
昨夜は身内や親しい知人とYMO関連の話題でちょっと盛り上がったりでした。
気付いたのですが、最近はインストの曲が流行らないよなぁとも。
YMOの代表曲の多くはインストだと思っているのですが、当時あれだけ異質だった楽曲が流行ったのはやはり凄かったかと。
あの時代だったから出来たのかも知れずです。
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