ホットサンドメーカー

しばらく前に購入したホットサンドメーカーがなかなか使えています。
何年も前から気になっていた製品なのですが、当時は結構な値段でした。
まして、購入してからちゃんと使い続けられるのか自信なく。

それがAmazonで千円で販売されていて、レシピも意外に豊富そうだったので購入を決断しました。
ちなみに、某所のポイントが貯まっていたので実質無料でした。

普通にオーブンで焼くのとどれくらいの違いが生まれるのか使ってみるまで謎だったのですが、具材によっては大違いでした。
特にカットキャベツを中に挟むと、蒸したキャベツの独特な甘みが登場してくれて。
ハムとチーズとカットキャベツにマヨネーズで、包丁もまな板も不要で。
カットキャベツについてはコンビニでも販売されている様な一袋百円のものですが、量が足りないかな？と心配だったものの、8枚切りに挟む分でも余ってしまうくらいで。

野菜が入っていると飽きずに頂けたり、健康にもちょっとは良さそうですし。あと、トイレの大も健康的で。
肉食に揚げ物だらけと、やたらと甘いだけのドリンクを好む一部のアメリカ人は恐ろしく太いシルエットなのですが、やはり普段頂いている食べ物の違いは大きそうです。
嘗ての職場で英語が堪能だった同僚は、アメリカ南部に出張で訪れた際に「今日はデブの祭典の日なのか？」と驚いたそうです。
街ゆく人々の多くは老若男女が巨漢だったそうなのですが、それは普段の日常的な場面だったらしく更に驚いたそうです。
食文化の違いもあるのでしょうが、低所得者が比較的多い地域ではこうなってしまいがちらしく。

糖分も脂も中毒性があるそうですし、たまにアメリカのファストフード系を頂くと実際に美味しかったりです。
これはこれで毎日頂けそうな美味しさがありますし、相当忙しかった某社の本社勤務の頃は昼休みも惜しかったのでビッグマックばかり頂いたりでした。
ただ、同期の女の子達はそれを心配していたりで。たまには美味しいものを食べに行こうと隣りの部の同期に和食系に誘われたのは、いま思うと身体を心配してくれていたんだろうなぁと。
しかし、角の立たないあの誘い文句は見事でした。
幸い、何故か自分はあの食生活でも身体を壊さずに済みました。太りもせずで。
一日一食程度なら大丈夫ということなのかな？

話が更に脱線するのですが、オランダへ三ヵ月出張した際の食事です。
ペンションの様な宿で過ごしていたのですが、それは職場とも関係のある宿だったので、毎日食材を届けてくれて。
ちょっと説明が必要です。基本は自炊で三食分の食材が含まれていて、平日の昼は職場周辺に外食できる場所など無かったもので、自分でお弁当を持って行くしか無く。
それも自分で作る必要があり。
オランダらしい美味しいチーズと手作りっぽいパンとハムと卵が、平日は毎日ドアの前に届いていました。
とても美味しかったのですが、こればかりの生活は数日で飽きてしまい。

職場のランチスペースでは、ピーナツバターを塗っただけの食パンを毎日頂いている同僚もいたりで。
これで飽きないのか？不思議でもありました。
これに比べれば、自分の弁当はまだ十分に豪華なものだと。
尚、玉子については生食が禁止だったそうです。台所には茹で卵メイカーがあり、これが大活躍でした。

日本人の舌が肥えてしまったのは、そんな日々でも痛感したりでした。
家庭料理にしても、なるべく飽きないローテーションが組まれがちですし、毎日頂く朝食にしても基本的に飽きない味で。
外食にしても、色々と選べて特に海外と比べれば安価なもので。
現在進行形なWBCでも海外の取材班は日本の食事について感動が多いらしく。
食文化については、日本ほど幸せな国は無いのかも知れません。

ホットサンドメーカーの話に戻します。
キャベツが甘かった件で広島焼きのお好み焼きを思い出してしまい。
あれも大好物なのですが、自宅で作るのは難しそうで。
試しに片面が食パンでもう片面が目玉焼きなホットサンドにソースを掛けてみたところ、味だけは広島焼き風になりました。
これは大発見で。

だったら、カリカリに焼いた焼きそばを食パンの代わりに使ったら、更に広島焼きに近付けそうと。
試したところ、なかなかの出来栄えでした。
これもなかなかの発見でした。
手間はちょっと掛かるものの、かなり楽な部類でして。
鍋に作り置きしたカレーやシチューや豚汁に比べると、その場の気分でパッと作れる辺りが素敵です。

ホットサンドメーカーは一度に一食分しか作れないので、家庭向けとは思えないものの、むしろ一人暮らしの味方にも思えたりです。
自分が入手したのは一番安い製品だったものの、十分に機能していました。
そして、手入れも楽で。それなりの頻度で使う分にはキッチンペーパーにサラダ油を滲ませておくだけでずっと使えそうです。(中華鍋のメンテに近い感覚で、洗剤洗いが不要というか)
他の調理器具では再現出来ないよなぁと。
しかし、こればかりではやはり飽きてしまう日本人でもあります。