LoTWのDXCCが95ヶ国に。
昨年末の時点では93ヶ国でしたので、2ヶ国の増加に二ヵ月掛かっていました。
増えてはいますがそのペースは落ちる一方です。
実際、自分も以前よりアクティブ度が落ちてはいます。
受信画面を開いていても、隣りのブラウザの画面に目が向かいがちで。
たまに珍しい局が目に入ると呼ぶ程度というか。
LoTWのDXCCが95ヶ国に。
やっとこさですが、増えるペースは鈍化の一途。
100ヶ国までどれだけ掛かるのか見当つかずです。 pic.twitter.com/Y18HnlQnel— JG1UTA (@Jg1Uta) March 2, 2023
人気のバンドが開けているタイミングで、バンド内の空が無い状況も昨年に比べて随分と増えた様子です。
他局の信号を潰したくないので、そういった場面では2500Hz以上の隅っこの周波数で自分は運用しがちです。
これですと、相手局の設定によっては受信出来ないのかも知れませんが。
FT8の人口が増え過ぎた感なのですが、まだまだ増えそうな勢いに変わりなく。
仕方ないのでFT4に回避する場面も多いこの頃です。
FT8に対するスタンスは人それぞれだと思います。
個人的には最低限の設備を駆使した運用が楽しみで。
我が家の小さな無線機やロケーションも悪くお金も掛かっていないアンテナでも遠くと交信出来るのは夢があり。
無線の知識の有り無しに関わらず、我が家のベランダのアンテナを観た方は、こんなので世界中と交信出来るとは思えないだろうなぁと。
南極以外の六大陸を制覇していると言っても、信じてもらえないと思えます。
逆にちょっと残念なのが無駄にハイパワーな局でして。
スーパーローカルの場合は仕方ないのですが、遠くの局なのに送信出力が大き過ぎて他局の弱い信号がかき消されてしまうパターンが残念で。
FT8の通信は元々宇宙通信で利用されていた技術の応用で、如何に小さな信号を復調するかが重要でして。
音声通信に比べてそれまではモールス通信がDX(遠くの局)との交信に有利とされていましたが、FT8はそのモールス通信よりも悪条件に強く。
自分は50W出力で運用していますが、これだけあれば十分だと思っています。
アンテナのエレメントやコイルの太さも、50Wで丁度良い細さにしていまして。それ以上出力を乗せると燃えてしまうというか。
あと、幾ら出力を上げたところで自身の電波は遠くまで届くのでしょうが、それに見合った受信性能が無ければ一方通行で。ほとんど放送局の様な運用で。
これではバランスが悪く、逆に交信に至らずで。隣国ではそんな局が幾つか目立っていたりです。
FT8に限らずですが、アンテナに力を注いだ方が幸せだろうになぁと。
少し話が逸れます。
DXCCが100に近付いてきて気付いた点なのですが、珍しい国はそもそも運用している局が少ない様子です。
たまに観掛けてもパイルアップで、あの競争には勝てません。
CQを出し始めた場面に偶然出くわすとか、自分のCQにたまたま応えてくれたとかでないと、基本的に無理そうです。
あと、地域指定のCQもほとんど効果が無かった感です。
CQ EU(ヨーロッパ)と呼んでみても、EUからの応答率は低く、運用を理解していないらしきアジア諸国からの応答ばかりで。
EUからの応答があったとしても、その直後からは数珠繋ぎでアジア諸国からの応答な流れになりがちでした。
これは事の発端を知らないのだから仕方ないのですが。
それと雑魚についてです。
雑魚とは失礼な言い方なのですが、世界的に観れば日本の局も雑魚度は高いと思います。
ともかく相変わらず無線人口が多いのですから。日本のアマチュア無線は少子高齢化が嘆かれていますが、それでも世界的に観ればまだまだ利用者が多く。
我が家の環境でHF帯を利用していると、聴こえてくるのは近隣諸国ばかりです。韓国、中国、アジアンなロシア、インドネシア等。
その近隣諸国のCQに自分から応答することは滅多にありません。勿論、呼ばれたら無視はしませんが。
これはきっと、雑魚対雑魚の関係なんだろうなぁと。
話がどんどん逸れます。
一昨年の暮れ頃から始めたFT8なのですが、その一年少々の間に世界的な事件があり。
ロシアのウクライナ侵攻関連は、アマチュア無線の世界にも影響がありました。
侵攻が始まる前にまず不思議だったのが、ドネツクの海賊局でした。
通信ソフト上ではコールサインの該当国が表示される仕様なものの、そういった海賊局は国名が表示されずで。
国際的なルールを無視して、ここは独立国だと勝手にコールサインを作って名乗っているらしく。
ドネツクにはそんな局が幾つか存在し、特にある一局は送信出力も大きいらしくよく観掛けまして。
ある面、自国の存在を主張したい無線活動なのかも知れずです。
ともかく、何らかの紛争地域らしく。
それがロシアのウクライナ侵攻でやっと意味が解りまして。
そういうことだったのかと。
それまで、面白半分でドネツクの局と交信してみようかと脳裏をよぎったりしたのですが、いまはその気になれずです。
ウクライナではアマチュア無線の利用が即座に禁止されました。
また、世界中のアマチュア無線家が利用するQRZ.comではロシア人の利用が制限されたりで。
これは議論を呼びました。戦争とアマチュア無線は切り離して考えるべきとの意見が優勢で、数日でその制限は無くなりましたが。
その後、禁止されているハズのウクライナの局が復活してきています。恐らく、国のルールを無視しているのだと思いますが、生存確認的な意味もあるのかなぁと。
QRZ.comでそのウクライナの局の情報を確認すると、やはり身の危険を感じているのか細かな住所までは載せておらずでした。
ウクライナ侵攻に限らず、ここ数十年の間に戦争や紛争は世界中でありました。
ただ、幾つもの先進国に二次的な被害を与えた中で、今回のウクライナ侵攻は大きな出来事だったのかと。
中東方面の紛争も悲惨なものがあったのだと思いますが、先進国への直接的な影響は少なかったからか。
話題が逸れ過ぎましたネ。
この一年少々のアマチュア無線界、世界情勢も含めると貴重な経験が幾つもあった感です。
前例が無い対応、良し悪し抜きに今後の指標にもなりそうで。
もし、日本が戦争になったら同じような流れになるのかなぁと考えてしまったり。
日本から攻め込むことは無いと思うものの、攻め込まれてしまう可能性は十分にあるかと。
それも、一国や二国相手の話でなく。
特に形勢が不利になったところでドサクサに紛れて領土を奪い取られてしまう歴史もあったりで。
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