昨夜は一年半ぶりに嘗ての職場の同僚と夕食を共に。
コロナや自分の無職が無ければ、年に数回はお茶くらいしていた同僚でしたが、自分の就職が決まったのでお誘いを受けました。
八年ほど勤めた会社で、実績も残せて待遇も悪く無かった会社だったのですが、他社に吸収されてしまい自分の立場は無くなってしまい。
その他社の風土が自分には全く馴染めなくもありました。
急成長中だった他社は現在も大きな問題を抱えているそうです。
ともかく拘束時間が長く、帰宅後の深夜でも仕事のメールが飛び交い。休日も上司のお誘いが多いそうで、弱い立場の社員は断れないそうで。
また、管理職達の言っていることは立派だったりするのですが、やっていることが正反対で。
夕刻からの会議は毎度長く、管理職がマイクを握ると一時間以上経験談が続いたり。それも何度も過去に聴いた話で。
特に新卒の教育には熱心で、新興宗教的な魂の投入方法に近く。新人さん達は仕事に対しての意識も高いのですが、途中でメンタルをやられてしまい突然の退職が続いています。
特にやる気のあった模範的な行動を取れる社員ほど倒れがちで。
自分が居た頃の会社は社員同士の信頼関係で助け合いの風潮でした。トラブルに対しても庇い合える流れで。
また、教養の高い人が揃っていたものの、それは良質な冗談のネタを生んでいて。
15人ほどの小さな会社だったものの、IT系の導入には前向きで社内のシステムもかなり使いやすい状態でもありました。
特にSalesforceの導入以降は、業務のスムースさが段違いに良くなり。
そういったシステムも吸収後は否定されてしまい、恐ろしく使い勝手の悪いシステムに入れ替えられるハメになり。
他社を辞めてしまった若手達は、退職時点でメンタルに深い傷を負っていたらしく、その後の転職にも時間が掛かっている傾向らしく。
自分の居た会社では若手をそこまで追い込むことなど無かったですし、上司達は暖かい対応が基本でした。プライベートの時間まで介入することなど無く。
他社ではそんな前例が続きすぎたのか、OBの評判もあって新規採用は苦戦の一方だそうです。
元同僚から昨夜聴いた話では、他社から送り込まれた管理職が頻繁に若手社員をパチンコに連れて行くそうです。
嫌がる社員も居るそうですが、断れない状況らしく。
毎度数万円はスッてしまうパチンコ、上司が払ってくれる訳でもなく、折角稼いだ給料が減るばかりだそうで。
元同僚とは仕事帰りに時々一緒に散歩に出掛けたものでした。四季折々の催しが多い上野公園だったり浅草方面であったり。
大抵はお互い缶ビール片手の散歩で、お金はそれしか掛からず。
パチンコの大名行列に比べれば、よほど健康的で文化的だったと思います。
何より、あそこに身を置いたままだったら、自分のメンタルも危うかったかと。
実際、幾度か経験した転職でブラック企業に当たってしまった場面もあったのですが、人の入れ替わりが激しく、残る社員はくせ者だらけに濃縮されるパターンが殆どだったかと思います。
いきなりブラックになるワケでは無さそうで。
特にメンタルをやられてしまうと、その後も長引く傾向は恐ろしく。下手をすると二度と社会復帰出来なくなってしまい。
いま居る環境が原因であれば環境を改善出来れば良いのですけれど、そうなってしまった環境など先ずは簡単に短時間で改善など出来無いもので。
自分が他の環境を選ぶしか無さそうに思えます。
他社から送られてきた社長は仕事熱心だったとは思います。平日は寝ている時間以外頭の中が全て仕事のことばかりでしたし、休日も社員との交流が多く。
仕事の熱量も普段から十分に伝わってきました。付き合わされる部下が気の毒でもありましたが、会社の売り上げは順調に上がっていたそうです。
しかし、その社長が先月倒れたそうで。他社の方では詳しい状況が伝わっているそうですが、乗っ取られた会社の方では何故か伏せられたままで。
こんな場面でも新興宗教のトップの様な対応で。何故伏せるのか。
熱血派ほど、コロッと行ってしまう傾向があると自分は思っているのですが、脳梗塞で身体の自由が厳しい状況との噂でした。
自分と歳のほとんど変わらない社長、後遺症によっては仕事も生活もかなりの制限が伴うのかも知れません。
思い返すと、50代で脳梗塞になる人が身の回りで多かったです。リハビリは大変そうでしたし、家族の協力で頑張れたものの再発したり。
来月からの自分の仕事も、当面はやる気を態度で示さねばと思ってはいます。
しかし、自分の場合は気合が入り過ぎてしまうと良からぬ結果を招いてしまったりで、平常のスタンスくらいの方が良いのかなぁとも。
最低限、ボーっとしていない意識くらいは保たねばです。
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