コロナでちょっと気になったニュース

友人からコロナ関連のニュースを紹介してもらいました。
タイトルは『コロナ「2回感染」した人は死亡・病気のリスク急上昇』とのことで。

数値で示された本文は
『私たちは、アメリカ退役軍人省が集計している約580万人分の健康データを、コロナの流行が始まった2020年から今年にかけておよそ2年分、収集して分析しました。データには、一度もコロナに感染していない人が約533万人、一度感染した人が約44万人、そして2回以上感染した人が約4万人含まれています』
『まず、再感染によって最もリスクが上昇したのが「肺疾患」と「腎臓疾患」だという。再感染した人は1回感染した人に比べ、前者のリスクが3.54倍、後者のリスクが3.55倍と、まさしく激増しているのだ』
とのこと。

感染率を軽く計算してみたのですが、一度感染した人は8.26%、2度以上感染した人は0.75%だそうです。
ただし、これは感染した割合であって、重症化した割合は更に少ないかと。

厚労省のデータを確認したところ、国内の今年2月下旬のピークで感染者は10万人だそうで、同時期に重症化したのは1500人だそうです。
感染者の中で重症化した人は1.5%だそうで。(8月のピークの方が感染者数は多いのに重症化した人は少ないので、ちょっと厳しめな値を採用しました)

今年の感染者の累積は2480万人、死亡者の累積は49644人、感染者の中で死亡した割合は0.116%だそうです。
統計的には累積で観た方が精度が高そうにも思えるのですが、後のピークほど重症化率も死亡率も低下している傾向なので、累積ベースでは厳しめな値かと。

上記の重症化率の計算はかなりアバウトなので、傾向を観る程度としても、重傷者の割合の一割くらいが亡くなられている点では、ある程度の信ぴょう性がありそうです。
また厚労省の上記統計では60代以上の高齢者の重症化率が圧倒的に多いですので、年齢による差も大いに影響しています。

そんな数値を確認した感想としては、50代以下の人は複数回感染でも、それほど気にする必要が無いのかな?と思えています。
感染したところで、1%未満の重症化率ですし、

ちなみに、上記の計算が桁違いに間違っていないか他の統計と照合してみました。
新型コロナ第6波の重症化率と致死率」という記事で世代別の重症化率を確認したところ、上記の計算は大間違いでは無さそうです。

感染しないのが最良と思いますが、感染してもそれほど悲観的になる必要も無さそうで。
ただ、70代以降の感染者は重症化率も高めですので、注意が必要に思えます。
しかし、高齢者ほど身体は元々弱っているので、これまでの肺炎やインフルエンザで死亡する率も十分高かったかと。
なので、コロナだからと特別扱いする必要も無いのでは?と思えます。
特に現役世代や将来のある若者がコロナだからと及び腰になるのは勿体無い感でもあり。

だいたい、この頃は検査を止めてしまった様な国も少なく無いらしく、感染者数の統計データもどれだけ当てになるのかよく判らないのでは?とも思えていたりなのですが。
なので、米国の場合は退役軍人の健康データで統計が取りやすいのかも知れず。
あと、二年前のニュース映像を思い出すと、重症に満たない中等症の患者でも十分に苦しそうだったり。あれでも重症扱いではないのがちょっと不思議でした。

少し話が逸れます。
サッカーのワールドカップの会場は大賑わいで、マスクの着用者はかなり少なく。
弱毒化しているのが大前提だと思います。昨年の東京オリンピックは無観客でしたが、あのタイミングではやはり仕方なかったのかなと。
対して、中国のゼロコロナ政策は暴動さえ発生している現状で。
カタールの感染状況が今後どうなるのか、とても興味深いです。

ニュース記事ではこんなのもありました。「中国、サッカーワールドカップのマスクなし観衆映像をカット」だそうです。
日本の場合は、どっちつかずの対応の様です。まぁ慎重な国民性なのかと思うようにしています。
今夜の日本対スペイン戦の勝敗も気になりますが、コロナへの対応の結果も気になるところです。

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