天安門の再来?

中国国内で政府への批判やデモが続いているそうです。
天安門事件を思い出してしまう方も多いと思います。
自分もその一人で、当時は大学生。東西の壁も崩れた矢先の出来事に明日どうなるのか?と興味深く展開を見つめていました。
結果は軍による弾圧で封じ込められたデモ隊。
日本ではテレビ映像に流れなかったのですが、デモ隊の一部は戦車に轢かれてしまったとの噂も。検索すれば画像くらい確認出来そうですが、怖くて観れません。

ただ、中国国内では天安門事件そのものがタブーな話題で政府も触れたくない過去らしく。
子供達の歴史教育でも恐らく語られない闇の部分なのかも知れません。
既に三十年以上前の大きな事件でしたが、中国の現代の若者はその事件を知っているのか謎です。

いま、デモを続けるのも若者が多いそうで。あれを知らないからこんなことが出来るのかなぁとも思えてしまい。
天安門事件は1989年の出来事で。当時と現代では色々と違いがあるのだと思います。
第一、当時はインターネットなど普及しておらず。
現在のデモは若者を中心に主要都市に飛び火しているそうです。原因はコロナによる長期の締め付け体制にあるそうです。
結果がどうなるのか、今回も気になっています。

話が逸れます。
天安門事件の数年前には当時のロシア領だったチェルノブイリで原発事故が発生しています。
これも世界を騒がせた大きなニュースだったものの、ソ連崩壊後のロシアでは葬り去られた事故だったそうで。
ウクライナ侵攻で旧チェルノブイリ原発を攻撃したロシア兵たちは、そんな事故を知らなかったそうで、原発周辺の塹壕掘りで被爆したそうです。
原発周辺の森にはまだ高濃度な放射線の灰が残っていて、土をほじくるなど危険極まりない行動だそうで、ウクライナの関係者達は必至に説得したそうなのですが。

共産主義とか社会主義とかの国の恐ろしいところは、こういった歴史の教訓を活かしていない点にもあるのかなぁと。
若者達がちょっと気の毒でもあります。
まぁ天安門とチェルノブイリは異質の問題ではあるのですが。

更に話が逸れます。
サッカーのワールドカップを観ていて幾つか気になった点です。
まず、試合会場を埋める広告に日本企業がほとんど含まれておらず。
海外で昔から存在していた巨大ブランドは生きています。それ以上に中国や韓国の新しいブランドの広告が目立ち。
テレビ中継では90年代のドーハの悲劇な映像も流れたりするのですが、当時の会場に写る広告は日本企業だらけで。
この違いは何ぞや?と。

もう一つ気になったのが、会場でのマスク着用です。
マスクをしている観戦者などほとんどおらず、それで感染者が増えたとの報道も一切無く。
中国のゼロコロナ政策と真逆の対応で。
もう少し時間が経ってみないと結果は判りませんが、この違いは何ぞや?と。

コメント