二晩前から気になっていたニュースの一つがポーランドへのミサイル爆撃。
ロシアとウクライナのどっちが撃ったのか気になり。
NATO側のレーダーはそのミサイルを捉えていたそうで、最初から事実を知っていたらしく。
第一報はロシア製のミサイルがポーランドに堕ちて民間人二名が死亡とのことでした。
ただ、ロシア製といっても、ウクライナも所有しているらしく。
Twitterのトレンドも「第三次世界大戦」との言葉が上位に食い込み。
昨日の時点である程度の実態が明らかになったのですが、発射したのはウクライナ側で地対空ミサイルだったそうで。
その日はロシアからのミサイル攻撃が百発近くあったそうなので、迎撃ミサイルの類だったのかと思います。
主要国の対応は思ったより冷静でした。ポーランドに着弾したミサイルはロシアが撃った可能性が低い旨、早くのうちに公表していて。
ただ、そもそもの原因はウクライナに攻め込んだロシアにあるとのこと。
また、被害に遭ったポーランド側も大人な対応で。
正当防衛で第三者が被害に遭ってしまった様な解釈で落ち着いているらしく。
しかし、ゼレンスキー氏はちょっと理解に苦しむ対応が。
あのミサイルを撃ったのはロシアだと譲らないらしく。
また、ポーランドに対しても謝罪の一言もまだ無い様子で。
人が亡くなっているのですし、誤射の可能性が僅かでも残っているのなら公の場でちゃんと謝るべきかと。
だいたい、ここまでの長期戦でウクライナが堕ちずに済んだのは各国からの支援があったからで。
根底には狙われた小国への同情があったハズでしょうし。
出来るものなら各国も関わりたくなかったでしょうし、実際に関わったが故に物価高等の問題が各国で発生してしまい。
EUにもNATOにも属さないウクライナを同盟国並みに支援するのは色々と無理がありそうです。
地政学的にもデリケートな地域で、加盟自体簡単に行かないらしく。
西側諸国は出来るものなら回避してほしかった戦争だったと思います。ウクライナを助けるのもグレーゾーンに近い扱いですし。そこをロシアが突いたとも思えます。
ウクライナへの侵攻が始まる前、ロシア情勢に詳しい専門家や学者さんさえ「それはあり得ない」と断言に近いコメントを寄せていましたし。
だったら、大丈夫なのかな?と思っていたりで。多くの人はそう思っていたかと。
経済学者が投資で絶対に儲かる保証が無いのと似ているなぁと。
開戦前の時点でゼレンスキー氏は「ドイツに対して武器を送ってくれと何度も要請したのに反応は遅く、送られた武器も少なかった」と不満を漏らす始末。
個人的には「そんなの言える立場に無いでしょ」でした。
ゼレンスキーさんは、支援されて当たり前くらいのスタンスの様子で。
小さくとも主権国家なウクライナに攻め込んだロシアが根本的に悪いとは思っていますが、今回のポーランドの誤爆でゼレンスキーさんの振舞いにちょっと違和感を覚えてしまい。
戦争中は歪められた報道が当たり前なので、どちらの言い分が正しいのかリアルタイムでは判別つかなかったりです。
半世紀以上前の太平洋戦争の実態が最近になって明るみに出たりで。当事者であった兵士達が亡くなる前に事実を残したい時期らしく。
しかし、当事者以外の国にミサイルが着弾したのに「不都合は全て敵の仕業」のような対応は信頼を失ってしまうかと。
開戦から既に半年以上経ってしまい、今更なのですが「ゼレンスキーさん以外が大統領であれば、そもそも回避出来た戦争だったのかも」と思えてしまったりです。
今日のニュース記事で『米軍高官は「ロシアがウクライナ全土を征服するという戦略目標を実現できる可能性はゼロに近い。ただ、ウクライナが軍事的に勝利することも当面ないだろう」と指摘した。その上で「ロシア軍は大きなダメージを受けており、政治的判断で撤退する可能性はある」と述べ、攻勢に出ているウクライナにとっては交渉の好機だとの考えを示した』とのこと。
ウクライナを支援してきた国々も色々と消耗していますし、そろそろ政治的決着を望みたいのかと。
ウクライナによる「勝利」の4条件は(1)領土の全面解放(2)戦争犯罪人の引き渡し(3)ロシアによる賠償金支払い(4)プーチン露大統領の退任。だそうです。
また、ゼレンスキー氏が和平交渉に応じる前提は5つあり、(1)ウクライナの領土保全の回復(2)国連憲章の尊重(3)戦争による全損害の賠償(4)すべての戦争犯罪人の処罰(5)二度と侵略しない保証。だそうです。
先ほど検索して新聞記事から抜粋したのですが、自分は上記の二つを混同していました。
交渉自体はプーチン氏退任前でも可能なのかな。
最近のニュース記事を読むと、プーチン氏を戦争に導いたのは強権派で、その強権派が時期大統領になる可能性もあるそうで。
こうなってしまうと、まだプーチン氏の方がマシだったという事態も考えられそうで。
ロシアとしては全てを飲めない条件だと思いますし、幾つかの希望は妥協しないと落としどころが無いのかなぁと。
ともかく、支援している国々が色々と根回しをしてくれている間に終わらせてほしい感です。
決着が着く前に梯子を外される可能性も十分にあり。
米軍撤退後のアフガニスタンも、悲惨な状況でしたし僅か一年前の話で。
あれはカタチだけの決着で、米軍の撤退中に既に結果が現れていて。
お前はどっちの味方なんだ?と言われてしまいそうですが、基本的に自分は中立のスタンスです。
ウクライナで殺されてしまう民間人も気の毒に思えますし、戦いたくも無いのに戦場に送り出されるロシア兵も気の毒に思えます。
選択肢を持っているのは両国の大統領くらいで、他の人は従うだけの立場でしょうし。
あと、ここまでの流れで思ったことです。
超大国、軍事大国でもあったロシアなのですが、意外に脆い(もろい)もんだなぁと。
しかし、ロシアの人口を検索したところ、日本の人口と大差無く。
小国であるウクライナは多くの国から様々な支援を受けているとはいえ、怯まず(ひるまず)強いなぁと。士気の違いなのか。
都心の下町で暮らしていた頃、地元の古い写真に考えさせられたりでした。東京大空襲直後の秋葉原界隈は焼野原そのもので。
と、綴っていたら終わりの無い話になりかけたので、ここまでで。
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