招かざる客

ここしばらく、ちょっと気になったのが庭に現れるナメクジ。
夜だけ登場し、ここ三日ほどは見掛けたら塩を掛けていました。
三回くらいに分けて塩を掛けないと、トドメにはならない様子でした。
翌日はもう現れないかな?と少し期待したのですが、毎晩二匹程度やっつけても翌晩にはまた別のが登場し。

奴等は昼間に何処で隠れているのか等、生態をネットで検索してみたところ、かなり納得。
植木鉢や大き目な石の裏に隠れているそうで。
確かに、そういった類を移動しようと持ち上げるとダンゴムシやらナメクジやらが必ず登場しました。
対策としては、植木鉢は地面に対して十分に隙間を作って換気させることだそうです。ともかく湿気を好むそうで。

そもそも、どうしてナメクジが気になりだしたかといいますと。
数週間前にチューリップの球根を大量に植えた際、小さな植木鉢には古い球根が小さく残っていて。
元々は何年も綺麗な花を咲かせた球根だったのですが、放置しっ放しだったので弱ってしまった様です。葉は毎年伸びるのですがヨレヨレで、花も咲かせてくれなくなり。
小さく残った球根は、花壇のコンクリートエリアに載せて放置しました。

しかし、数日経つと小さな球根が何者かにカジられた形跡。
引っ繰り返してみたところ、残っていた面もカジられてしまい。
野鳥が食べているのかと思っていたのですが、夜見掛けたところナメクジが何匹も集まっていました。
犯人はナメクジでした。

生態を検索した結果として、ナメクジは何でも食べてしまうそうです。
カタツムリはまだ可愛げがあるものの、種が近いハズのコイツはどうにも可愛げなく。
というか、自分でも気持ち悪く。

とりあえず、日課として夜は見つけたら塩を掛けることにしました。
花壇でそれをやってしまうと、土が塩害に遭ってしまうので、タイル張りの床面に移動させてから。

しかし、ナメクジに存在意義があるのだか。
検索したところ、これも納得でした。
「有機物の分解・栄養素の循環・土壌に栄養素を還元」だそうです。確かに、分解してくれる生物がいなければ、小さな生物の死骸もそのまま残ってしまうでしょうし、土の栄養素も生成されず。
あと、ナメクジを食糧とする生物も色々と居るそうで、ナメクジが居なくなると捕食する生物も少なくなり、結果的に他の害虫が大量発生したりだそうです。
雀を駆除したらイナゴが大量に増えた例もあるそうで。

人の世界もちょっと似ているなぁと。
日本の暴力団を徹底的に排除したら、大陸系のマフィアが増えてしまったとか。
必要悪みたいなのは存在するとも自分はちょっと思っていまして。古くからの縄張り意識の中には妙な信頼関係もあったりで。
アウトローな世界に生きる人であっても生活はある訳で、地域での持ちつ持たれつな関係も残っていたり。
例えとして不適切かも知れませんが、一般人への怖い被害は増えてしまった様にも思えます。

以前に都心の下町で暮らしていた頃は、身の回りでも妙な繋がりがあったりでした。
自分の借りた古いマンションの一室は何年も貸しに出されていなかったそうで、それは暮らしてから何年も経ってから御近所さんに教えてもらい。
どうしてそうなってしまったかというと、元々の住民は筋金入りのヤクザで、拳銃の密売がバレて逃走してしまったそうです。部屋の荷物はそのままで。
まぁ何年も前の事件だったそうで、自分の様な一人暮らしのオッサンにはもう関係の無いことだと。
晩年は家賃を滞納したまま行方知らずで、大家さんとしては困った状況だったそうなのですが、地域の人達からしたらイザって時に頼りになる存在だったそうです。

そんな下町の日々、自分は地域のHomepageを立ち上げたり撮影係を楽しんだり。
あるお祭りで、元の住民とバッタリ出逢いました。既に追われる身ではなくなったらしく。
祭にはちょっとしたトラブルが必ずあったものですが、収拾つかなくなるとこの方の出番だったりで。

SUKIYAKI:自分、あの部屋でいま暮らしているんですよ
元の住民:サナエさん(大家さん)は元気かい?
SUKIYAKI:先日亡くなっちゃいまして
元の住民:どうして教えてくれなかったんだ?
SUKIYAKI:だって誰も貴方の連絡先知らなかったでしょ?
元の住民:そりゃそうだ

お互い、大笑いでした。
映画では仁義なき戦いの如く、義理も人情も無い世界でもあり、実際にそうなのだとも思えます。
ただ、話せば解る部分も全く無い訳ではなく、案外笑い好きだったりで。
その後のお祭りでも幾度か見掛けた方で、互いに顔は覚えていたのか雑踏の中でも目が合えば軽く会釈でコミュニケーション取れていたりで。

話を戻しまして。
ナメクジにつきましては、短期間で大量の駆除も可能だとテクニックも知ったのですが。
毎晩二匹くらいにしておきます。
その方が、何というか自然の理にかなっていそうでもあり。

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