塹壕

「ウクライナ軍が塹壕のロシア兵にドローンで爆弾投下、ロシア兵が爆弾をキャッチし投げ捨て爆破」とのニュース記事を見掛け、その動画に色々と考えさせられました。
塹壕に潜んでいた兵士に手りゅう弾ほどの大きさの爆弾が降り注ぎ、拾った兵士が投げつけた途端に爆発していました。
民生品が応用されている最新兵器と化したドローン、過去の戦術が効かなくなったらしく。
しかし、土壇場では拾って投げるといった有史以前の原始的手段で助かっていて。

他にも気になる記事がありました。
「ロシア予備役500人超死亡 手で塹壕掘り、砲撃で大隊全滅」とのタイトルな記事
これも何処まで事実なのか判りませんが記事の本文には「隊員らは塹壕(ざんごう)を掘るよう命じられたが、スコップは多くて「30人に1本」しかなく、手で掘らざるを得なかったという」だそうで。

園芸を経験している立場からすると、一年放置した花壇の土はガチガチに固まっていて、スコップに体重を載せないと掘れません。
また、測量の仕事を経験した立場からすると、人の手が入っていない土地を掘ろうとしたらスコップがあっても石や岩との戦いで、それこそ骨の折れる作業で。
集合住宅の二階以上で暮らす人には不要でしょうけれど、地上で暮らす人はスコップを所有すべきと思う一人です。
イザって時にともかく便利で、珍しい大雪な場面でも活躍してくれたりです。

そもそも、塹壕とは何ぞや?でWikiにて検索してみました。
領地を争う戦争では古くから重要な穴や溝だそうです。主に敵の銃砲撃から身を守る役割で。
地上戦で前後左右から飛んでくる弾には有効だと思いますが、小型のドローンが突然真上に現れたら、ひとたまりもなく。

Wikiには塹壕戦が登場した作品も紹介されていました。
西部戦線異状なし」は某国営放送のドラマでたまたま映像作品を観ていました。
第一次世界大戦でドイツの青年が経験した戦争体験記、体育会系というよりは文系な主人公が戦場での現実を記録した作品で。
第二次世界大戦のドイツ兵はその後に悪の象徴の様にも扱われてしまっていますが、第一次世界大戦では特に尖った存在でもなかったのかな。
あの映像を観たのは自分が中学生か高校生くらいの頃だったので、記憶もあやふやです。
冷静な主人公だったものの、喜怒哀楽が溢れていて。
記憶に残っているのは、戦闘と離れた場面で川の向こうに居る若い女性が誘ってきた場面と、最期の場面です。
原作とは異なっていましたが、塹壕で待機していたところ頭上に綺麗な鳥が飛んでいて、それをスケッチに描こうとして撃たれてしまう結末でした。
途中、帰郷も許されたりで戦場の経験はそれなりにあったものの、不意をつかれたあっけない結末でした。

後日、原作を読んだものの、ソーセージを食べる場面くらいしか覚えておらずです。原作では「腸詰」と表現されていました。
何だかよく解らないのですが、ジブリのアニメに登場する庶民的な食事の場面って、とっても美味しそうですよネ。
腹ペコだと何でも美味しい感覚を上手く表現しているのかな。

もう一つ塹壕戦が登場した作品「担へ銃」。チャップリンの傑作です。
終始コミカルな映像なのですが、意外にも塹壕の大変さが表現されていました。
これもうろ覚えなのですが、雨の塹壕では寝床も水の中とか、煙草に火をつけるなら塹壕から手を少し延ばせば勝手に着火してくれるとか。(あっという間に敵兵に狙われた弾で火かつく)
塹壕での日々は半分隠れている様な体制なのですが、インチキな木に扮して敵地に乗り込む場面も面白かったり。
あと、記憶に残っていなかったもののWikiの記事によると「戦場のチャーリーはとにかく孤独であり、ただ一人郵便物が来ず、ほかの兵士の手紙を盗み読みするシーケンスに、多くの大戦経験者が涙したと伝えられる」との評価も。
これは戦場に限らず、日常でもあるよなぁと。

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