教育現場のニュース

今朝のニュース記事で、気になった一件。
『滋賀県野洲市の小学校で、50代の男性教諭が特定の男子児童を「みんなでスルー(無視)しよう」と呼びかけるなど、いじめ行為をしていたことが分かりました』とのこと。

教師の発した言葉としては不適切そのものなのですが、自分の小学生時代も似たような場面があったなぁと。
特に低学年の頃は、一風変わった生徒が教室に何人か。

自分は小学校の低学年の頃に通信簿の意味を理解しておらず、成績が悪いと気付いたのはずっと後の話で。
しかし、ずば抜けて成績の悪い生徒が教室に何人か居ました。
どんなテストでもほとんど白紙の回答用紙しか提出出来ない生徒です。

それでも人畜無害であれば卒業式まで学校に居れたのですが、授業中も全く落ち着きがなく妨害にしかならない言動を続けてしまう生徒が。
頑張って対応してきた先生であっても、時としてキレてしまう場面があったり。
先生によっては、存在が無いかの様に無視を決め込む対応もあったり。

親御さんの希望で一般学級に居たのだと思いますが、その生徒の親だけが教室の後ろで授業を見守る場面が幾度かありました。
そんなことお構いなしに暴れる生徒。黙って観ていられず、子供を叱る親。
新学期には何の説明も無く、その生徒は居なくなっていました。

まるで神隠しにでもあったようで。
後年になって、別の先生に「あいつどうなったの?」と聴いたところ、特別支援学級に転校していたそうでした。
先生達の間でも、そういった話は共有されていた様子でした。

問題児であっても個人的には休み時間に一緒に遊んで面白い友人だったのですが、その面白いというのも羽目を外し過ぎる部分にあったりで、それが余りにも酷いと自分が停めに入ることも度々。
特に、女の子の服を全部脱がして馬乗りになった事件は大問題に。

大学時代から付き合いの続いている友人が最近漏らしていたのですが、子供の頃は発達障害だったかもしれないと。
授業中も落ち着きがなく、常に教室の前の席が指定されていたそうです。
ただ、勉強だけは何故かそれなりに出来たそうで。
この友人の発想や言動がなかなか面白く、プライベートでもよく遊んだものでしたが、約束の時間を守ってくれたことなど一度も無く。
過去に幾度か海水浴に行っていますが、待ち合わせの駅前、炎天下で三時間待たされたことも。
遊びだから大目に見てきましたが、これが仕事の同僚だったら厳しいだろうなぁと。
病気だったことを知って、成る程なぁとも思えて。大人になっても治らない部分は少なからず残っている感で。
しかし、少しは自分も知恵を付けたのか、奴との待ち合わせは出来るだけ自宅を指定するようにしました。ここだったら、何時間待たされても苦痛じゃなく。

思い帰してみると、自分も授業など上の空で関係無い事を考えがちだったなぁと。授業その物がつまらなかったのもありますが。
時として隣りの席の子に話し掛けて先生に怒られた場面も幾度かありました。自分も発達障害が入っていたのかな?

話を戻します。
今回のニュースの話題、そこに至るまでの経緯が不明ですが、上記の様に親に観てもらうべきだったのではと思っています。
親も判断力があれば、これでは不味いと思えたでしょうし。
全く着いてゆけない理解出来ない授業に参加していても、本人には苦痛でしか無いでしょうし。本人のペースに合った授業の方が。

下町暮らしだった数年前、町の行事のお手伝いで地元の小学校に出入する機会が幾度かありました。
都心の新しい校舎は体育館もプールも図書館も立派で、大人向けにも開放されていたりで。
地域の防災訓練に引っ張り出された際は、職員室の中も案内されました。
もう夜なのに、先生方は意外に多く仕事をされていて。

自分は現代の小学校の事情など何も解っておらず、参加した同世代の親御さんに話を聴いてみたところ、どのクラスも学級崩壊になりかけているそうです。
問題児が集まって授業中も大騒ぎ。先生が下手に怒ると親が逆切れしてしまうらしく。
どうにも、親自体が判断力を持っていなそうらしく。
恐ろしい。

千代田区の小中学校は、他の地域に比べて集団の成績がかなり高いとも聴いていました。
下手な私立の学校よりも進学率が良かったりだそうで。なので、越境を企む親御さんも多いそうで。
実際、他の地域の学校は更に酷い学級崩壊具合だとも。
子供が居ない自分、色々と実情を知らない様です。

コメント