お盆

夕刻に友人からメッセージが。
娘さんが入院する直前の日舞の舞台の動画が送られてきました。

再生してみると何人かの共演でした。一番背の高い子が娘さんなのは直ぐに気付き。
アクロバティックなダンスも凄いのですが、日舞でもやはり凄く。
この数日後に駅のホームで倒れてしまうとは、誰も思わぬ舞台でした。

中学三年生で既に自分の背丈に近い娘さん。
シルエットはもう女の子ではなく、女性になってしまっていて。
静岡のビーチで抱き抱えていたら小便を漏らした赤ん坊とは別人でした。

時の流れの恐ろしさをメッセージの送り主な母親に返信したところ、中学でもモテて仕方ないそうで。
色気とかフェロモンみたいなのが漏れまくっているのだか。

少し時間が掛かっても構わないから、身体が元に戻ってくれたら。

今宵は帝釈天と参道で行灯やライトアップで飾るイベントがありました。
18;30からの開始時刻に伺ってみたのですが、外はまだ明るく。
コロナ禍なお盆でしたが、人出は意外に多かったです。

自分は帝釈天の夜の参道が好きです。
普段の帝釈天は夜になると全ての門が閉じ、参道の店舗も皆閉じ、人通りは少ない中も淡い街灯が広くない道を照らしていて。
この静かな雰囲気が美しく。

浅草の夜の仲見世も少し似ているのですが、あそこにワビサビは漂っておらず。

現在の柴又駅前は再開発でかなり変ってしまったものの、改札口を出てからの空の開放感が自分は大好きで。
仕事帰りにこの風景を観れるだけで、何だかホッとして。
時々、少し遠回りで参道経由で帰宅するのも楽しみでした。
帰ってきたんだよなぁと。

前回の記事で実家が無くなってしまったり、帰省という言葉も使えなくなることに、寂しさを綴ってしまい。
幸い、いまの生活圏が無機質な環境でなく、助かっているのかもなぁと。
御近所さんにも恵まれているし、自分にとっては理想に近い環境で。
案外幸せなのかも知れず。

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