随分昔のラジオ番組で「こんなアルバイトをした」との投稿コーナーが。
興味深かった話題が、治験のアルバイト。
その内容は、塩分を接種しない食事を数日経験する内容だったそうです。
豆腐と水だけを口にする日々を施設で数日経験した治験者は、途中で音を上げたそうで。
何かの異常をきたしたそうですが、それが何だったのか覚えておらず。
ともかく、予定していた完了日は迎えられなかったそうで。
水だけ飲んでいれば一ヶ月くらい生き延べられると何かで読んできた記憶なのですが、実際はそうでも無いのかな?
後で気が向いたら検索してみたく。
もう一つの治験は、知人が嘗て経験した話です。
インターネットの黎明期にたまたま知り合った同い年の女性、その文章や経験が独特で興味深く。
相手からすると自分も独特だったそうで、不思議な経験を語り合えたりでした。
地方で暮らしていた女性は親の収入が低いわりに学業はかなり優秀だったそうです。
地元の公立高校の同級生達は立派な大学を目指していて。本人も三教科なら早慶辺りを狙える成績だったそうですが、実家を離れて私立大学は親も面倒見切れずで。
結果的に、頑張って地元の国立大学に現役で入学。そして、その大学には変人が溢れていたそうで。
自分も高校で仲の良かった友人が日本海側の国立大学に進学していましたが、何故か変人が多かったそうで、その寮では毎晩根性試しの様な日々だと聴いていました。
幼少期の自分も新潟で暮らしていた時期があったそうです。ただ、幼稚園に入る前の一年程度で全く記憶になく。写真に残っている程度です。
「裏日本には変人が多いのか?」と女性に聴いたところ、怒られてしまいました。
「日本海側を裏日本」と言うのはかなり失礼だったそうで。これは素直に謝りました。
実際、そんな単語はそれ以降一度も使っていません。
その女性の専攻が何だったのか存じません。しかし卒業間近の研究室では妙な治験をさせられたそうです。
数日間寝ないで過ごした結果がどうなるのか?といったテーマで。
好奇心旺盛らしき同期達は若さと馬鹿さでそのテーマに喜んで参加したそうで。
夜はファミレスでアルバイトをしていた女性は不眠三日目に妙な行動を取っていました。
コーヒーカップに注ぐべきコーヒーをお皿に注ぎ、それも異変に気付かずテーブルはびしょ濡れになってしまい。
お客さんは「なんじゃこりゃ?」と。呼ばれた店長はお客さんよりも大切なアルバイトを心配してしまったそうで。
オチとしては人情味を感じられて素敵だったと思います。現代だったら、別の結末になり兼ねなく。
その女性とは、シモネタの押収合戦がネット上で並行していました。
普通であれば、そんな下品なことを言われたら女性は怒るものなのですが、全く動じず逆に応戦される場面も。
「こりゃ勝てん」と、妙な信頼関係が生まれてしまい。
その女性の学生時代の話で興味深かったのがもう一つありました。
合衆国から優秀な留学生が訪れたそうです。とても美人な女性で日本文化に精通したブルジョアな出身だそうで。
研究室には合衆国出身のドアホな男子も既に紛れていたそうで、噂を掻き付けて新たに訪れる仲間に日本語でのアドバイスを事前に伝えていたそうで。
初めての研究室に訪れた清楚な乙女は自信に満ち溢れた笑顔で開口一番。
よくやった!と手を叩いて大喜びの野郎ども。何を言っているのか分らぬ乙女達もとりあえず手を叩き。
元気に挨拶した当人も、深い意味など知らなかったかと。ともかく先人に言われた通りにやって上手く行った安心感。
そして、留学生はたちまち人気者に。皆率先してサポートしてくれたそうで。
こいつは何も判っちゃいないけど、裏切らないに違いない。
自分も海外の職場で初日に似たような経験をしていまして。
打ち解けるには良かったと思います。
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