数日前のこと、ちょっとした事件があったそうです。
不動産屋の営業車両が盗まれ、我が家の近くに乗り捨てられていたらしく。
御近所さん宅に警察が訪れて、防犯カメラの映像を確認させてほしいと。
真昼間の明るい時間に、乗り捨てられた車から逃走する若い男がしっかり録画されていました。
警察は証拠品として、その動画のデータを持ち帰ったそうです。
被害は運転席に置いていたお財布くらいだったそうです。
この時代に窃盗は割に合わないと思います。
必ず何処かの防犯カメラに映像が残っているでしょうし、ましてこんなに明るい時間に。
余程お金に困っていたのか謎ですが、そんなことをする人は余罪もありそうですし、二度目以降の犯行は容赦ないでしょうし。
この事件でちょっと不思議に思ったことが。
お財布を車に置いていた被害者です。
金目のモノを車の観える場所に置いておくのは、どうかと思うんです。
「盗んでください」的な置き方に思えてしまい。
治安の良いとされる日本でも、これはちょっと頂けません。
自分はお財布を常にズボンの尻ポケットに入れています。
何処かに置き忘れる心配もこれならありませんし、スリに遭う心配も無く。
ただ、いつも同じポケットに入れているとズボンもその部分が擦り減りやすいです。
それでも一度も失わなかったメリットの方が大きく。
お財布にまつわる話は幾つかあったなぁと。
大学時代、夏場に実感へ帰省した際に、母は自分の服を勝手に洗濯しがちでした。
選択が必要なシャツや下着は自分でカゴに入れていたのですが、部屋に置いていたズボンを勝手に選択されてしまい。
ジーンズのズボンは色落ちを気にして自分は滅多に洗わなかったですし、洗うにしても手洗いで。
しかし、母はズボンの中も確認せずに勝手に持ち出して洗ってしまい。
しばらく後に、干されたお財布の中身を見掛けて唖然としました。
母曰く、ズボンにお財布を入れっ放しにしていたお前の責任だと。
これは大喧嘩になりました。
一言謝ればそれで済むのに、滅茶苦茶な言い訳をしがちな母でして。
あなたが勝手に洗っただけなのに。
紙製の会員証とか、お財布の中に入っていたモノはかなり滅茶苦茶な状態になってしまい。
話が少し飛びますが、女性というのは男性のお財布を気にしたりする様です。
大手企業の本社勤務だった頃、自分の異動でお別れ会がありました。その際に所属部署から頂いたプレゼントが革製の立派なお財布でした。
自分はL.L.Beanのアウトドアな化繊のお財布を何年も利用していて。それが、本社勤務でビシッと背広でキメた男にアンバランスだったらしく。
他にも、アウトドア系のコートを着ていたら次長に怒られたこともあったなぁと。シェラデザインのそれなりに高価なマウンテンパーカーだったのですが、保守層には受け入れられなかったそうで。
「本社勤務らしい服装で来い」と。
当時は背広もシャツもタイもブルックスブラザーズで揃えていたものの、チェックは厳しく。
まさかお財布まで診られていたとは。
他にもありました。
研究開発部門に在籍していた時代に軽井沢へスキーに行ったときのことです。
集合場所までは同僚のロードスターに乗せてもらい。
狭いツーシーターの助手席に財布を落としてしまいまして。
チャーターしたバスで軽井沢に到着した後、お財布が無い事に気付いて。
色々とやかましい会社の社員証から何から収まっていたお財布だったので、夜を迎える前に同僚からお金を借りて特急電車で帰宅するハメに。
帰宅後に同僚の車を覗くと、助手席にお財布が転がっていました。
キャンバストップのオープンカーだったのですが、取り敢えず盗まれずに済みました。
他にもお財布にまつわる話があるのですが、思い返すとトラブルな場面ばかりです。
ここ数年はスマホの「おサイフケータイ」機能に頼るばかりで、本物のお財布を使う場面がかなり減りました。
現在利用中のお財布は見た目が革製で、お財布というよりカードケースに近く、お札は挟み込むタイプで。「マネークリップ」というのかな?
なるべく薄くしたいので、カードも最低限しか入れていません。
お財布に入れていないカードについては、何年も使っていない状況です。
これを綴りながら思ったのですが、何年も使っていないカードなど解約してしまった方が良いんだろうなぁと。
でも、万一お財布を落とした際には、頼りになりそうでもありまして。
かなりの散文になってしまいました。
個人的には公的な免許証やカード類が一枚に纏まった方が便利です。
マイナンバーがそうなろうとしているのに反論が多い様子ですが、個人的には大歓迎です。
薄さハピネス。
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