久し振りの秋葉原界隈

昨日は野暮用で秋葉原方面へ。
いつも利用していた安い駐輪場が昨日はたまたま空いていたので、少しゆっくり周れました。

先ずは牛丼のサンボさんへ。
随分と値上がりしていました。まぁ原材料費とか諸々上がってしまったので仕方ないのですが。
女将さんとも久し振りに再会出来ましたが、マスクをしていたので気付かなかった様です。
帰り際に挨拶したら「何してたのよ!」と腕を叩かれまして。
覚えていてくれて嬉しい限りです。

あとは、無線関連の資材を確認に何店舗か寄りまして。
アンテナのケーブルが幾らくらいなのか観るだけとなりました。
随分と高価になったものです。

そしてトイレに寄りたくなり。
地元の大きな神社の売店が新しくなり、平日のあそこなら綺麗でゆっくりできるだろうなぁと。
久し振りに寄った神社、初夏の昼間は暑いくらいでした。あの辺りで一番の日溜まりでもあり。

嘗て暮らしていた町の細い通りを帰り際に通過してみました。
ここの雰囲気は当時と変らずなのですが、地味に色々と変っていました。
集合住宅が増えていましたが、街並みを崩さないような配慮もあるのか、浮いた存在ではなく上手く溶け込んでいました。

神社と牛丼屋さんの写真をTwitterにアップしたところ、当時お世話になっていた方々からお声掛け頂き。
既に忘れられても仕方ない存在くらいに思っていたので、嬉しい限りです。

たまたまですが、一昨日辺りにピーター・バラカンさんが過去の築地市場の雰囲気が失われたことをTwitterで嘆かれていて。
他にも神宮外苑の緑が失われる記事を最近見掛けがちです。
地域の特色が、その街並みにあったりだと思っています。
短期的な視点の合理性ばかり求めていたら、これが何処の街だか解らなくなってしまいそうで残念です。

秋葉原の電気街も神保町の古本屋街も、ジワジワと浸食されている感です。
御茶ノ水の風景もこの三十年で随分と変ったなぁと。
東京に上京したばかりの頃は、漱石の文学に登場した街並みがそれなりに残っていたのですが。

個人的には、みすぼらしそうな古い建物や街並みが好きです。
町歩きの撮影係で数年間お手伝いさせて頂いた頃、建て替えが近付く建物を素通りすることが出来ず、案内役の方に申し出て「記念に残しましょう」と集合写真を撮りがちでした。
九段下ビルであったり、リニューアル前の秋葉原駅であったり、日立の大きなビルが撤去され一時的に眺めの良かったニコライ堂であったり。
御茶ノ水駅の見た目も、随分と変ってしまったらしく。

再開発するにしても、やはりその街の雰囲気は引き継いでほしいものです。

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