銀幕のスター

昨夜は映画「ローマの休日」が地上波で放映されていたとTwitterのTLで後から知りました。
自宅にはDVDもあるのですが、観ておけば良かったかなぁと少々後悔。
ただ、民放で放映される際は時間枠の制限なのかカットされてしまう場面が少なからずです。粗探し的な観方をしてしまいそうでもあります。
カット出来る場面などそもそも無いくらいの名作だと思っていますし、編集作業を任された担当は苦渋の選択が必要なんだろうなぁと。

この部屋に引越す前に自宅で女性と観たことがあったのですが、序盤の展開が余程つまらなかったのか、女性は途中で飽きてしまって。
自分が初めて観たときも似たようなもので、序盤を通り越す前に別のことを始めてしまった記憶です。小学生くらいのことだったか。
なので、気持ちは分からなくないのですが、途中から引き込まれる「この後はどうなるんだろう?」な展開まで辿り着けていたらなぁと。
本を全く読まない女性でもあったので、やはり飽きっぽかったのかな。
終盤は涙ポロポロなのに。

昨夜の放映であの作品を初めて観た若者は、やはり大きな感動に襲われた様子です。TwitterのTLで、そんな書込みを斜め読みしていました。
古い作品でも不変的普遍的な何かはやっぱりあるよなぁと。

その後に主演の二人の生い立ちをWikiで斜め読み。これも以前に読んだ記事ではあるのですが、やはり何度読んでも面白く。
更に古い映画で気になっていた記事を探してみることに。
80年代の中学生時代、名作の解説的なテレビ番組があり、これはその後に観る映画作品の参考になりました。
様々な名作が紹介されたのですが、中には残念な晩年を迎えてしまったスターも居たそうで。

映画「ターザン」は観た記憶がほとんどありません。
基本は戦前のモノクロ作品のシリーズだったそうです。何となく観た様な記憶も残っているのですが、ドラマ版かそれをモチーフにしたアニメだったのか。
その主人公を演じたJohnny Weissmullerは元々水泳選手で、オリンピックでも金メダルを獲得したスターだったそうです。
俳優に転向後、ターザンがハマり役になったそうで。
しかし、晩年は脳に問題を抱えて本人は本物のターザンだと思い込んでいたそうです。
国内の記事を探してもその辺を詳しく紹介しているサイトが少なく、海外のサイトでそれらしい記事を見つけました。
精神病院の廊下でターザンの雄叫びを上げていたそうで。想像すると、ちょっと怖いものがあります。
まぁ本人の落ち度でそうなってしまったワケでは無いのでしょうし、現実は残酷なものだなぁと。

銀幕のスターの引退後は本人やご家族が希望するのなら、そっとしてあげておいた方が良いのかなぁと思ったりです。少なくとも本人の生前は。
Big Wednesdayで自分もファンになったJan-Michael Vincentの晩年もかなり残念だったそうです。
これは本人の不摂生が招いたことなのですが、片足を失い片目も機能せず。
若かりし頃のあの健康的な姿とは全く別人と化していました。
そこまで崩れる前に出演した映画「Buffalo ’66」では、けっこう味のある役を勤めていたのに。

ちょっと落としどころの無い記事になってしまいました。

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