昨日のこと、某図書館に依頼をしていた古い新聞記事のコピーが届きました。
大正時代に新聞掲載されたご先祖にまつわる記事は、三件のタイトルがインターネット上に公開されていて、本文は取り寄せという流れでした。
そもそも、タイトルだけでご先祖にまつわる記事だと気付いたのは、母方の旧姓がかなり珍しい苗字で、かつ当時その地方で繁栄していたからでした。
祖父の幼少期、従業員による不正があり、繁盛していた店を畳んだと言い伝えられていて、その時期に当てはまる事件記事で。
記事のタイトルは「〇〇事件」。(〇〇は珍名)
記事はマイクロフィルムで保存されていたそうで、部分的に読み取れない文字もあったりでしが、大意は掴めました。
ご先祖から口頭で聴いていたのと近い内容でした。
繁盛していた呉服店で、従業員や元従業員が商品を盗んだり、不当な安値で横流ししていたそうです。
その裁判の記録記事でした。
被害総額は不明でしたが、三度も記事にされていたので、安い額では無かったかと。
また、被告三名の内の一名は自害したそうで、大掛かりな不正かと思われます。
ただ、裁判の判決にあたる記事は無く、図書館の方で続報があるのか探して下さるそうです。
マイクロフィルムで探す作業はさぞや大変かと。
もし見つかった場合は追って郵送してもらえるよう、現金書留で送った費用は少し多めにしておきました。
この件は叔母も興味があり、電話で昔の話を聴いたりでした。
代々続いた呉服店を畳んだ後、祖父は大手生保会社勤務で支店長職にて転勤族だったそうです。
その転勤先も日本全国で、過去に一族が繁栄した土地に戻ったこともあったそうで。
その際、当時高校生だった叔母は転入先の慣れぬ学校で当初苦労したそうです。
しかし、ある女生徒が家族に「珍名の〇〇さんが転入してきた」旨を伝えたところ、その祖父が驚いたそうで。
「大昔、貧困に苦しむ人達への支援を惜しまなかった家で、〇〇さんに足を向けて寝れない」との祖父の話で。
それ以降、生徒達の態度が急変したそうで。
某町に残る石碑の紹介でも「捨てる神あれば拾う神あり」の後者として町史に残されています。
叔母の話では、曾祖父はお調子者でお人好しだったそうです。そんなことだから、騙されてしまったのかなぁとも。
記事の内容を確認してホッとした部分もありました。
先祖が悪い事をした内容だったらどうしようと、ちょっと心配していたので。
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