ウクライナの惨状

キーウ(キエフ)からロシア軍が撤退した後の惨状が、メディアに続々と。
特に海外系のニュースソースではリアルな映像が。
現代のスマホは動画でもかなり高画質なのが撮れてしまい、あまりに生々しくもあり。

今夜のニュース番組で、ロシア系とウクライナ系それぞれのメディア関係者へインタビューがありまして。
ロシア系については事実を伝えるつもりなど元々無さそうなのですが、ウクライナ系も伝えられない部分はあるそうです。
戦後にならないと公表出来ない部分はあっても仕方ないと。
まぁ正直な意見だと思います。作戦地図みたいなものを戦中に公表など出来ないでしょうし。
多かれ少なかれ、ズルいことはやっているのかも知れず。

映画「戦場のピアニスト」で、命からがら逃げ延びた先で、荒廃し切った街を主人公が一人よれよれと歩く場面がありました。
背景はまさしく灰色で。
キーウ近郊の現在も似たような雰囲気で。よくもここまで尽く破壊できるものだなぁと。
日本では馴染みの薄い地下シェルターが普及しているのも納得出来て。
戦争が終わって、街をまた作り直すにはどれだけの時間とお金が必要なのだか。

東京大空襲直後の秋葉原周辺、その写真を以前に観たのですが、当時はコンクリート作りの建物が少なかったせいもあり、ほぼ焼野原でした。
山手線の高架と僅かなコンクリートの建物や煙突が残るくらいで。
逆にほとんどが更地になってしまったので、仮の住まいを作ったり、復興も早かったのかも知れずです。
キーウの半分瓦礫となったコンクリート製の建物は、鉄筋までダメージが入っていそうですし、撤去だけでも大変そうです。
不謹慎な話題になってしまいました。

ロシア軍の去った街には、まだ収容されていない遺体が路上に横たわったままで。
それも半分燃やされた普段着の女性の遺体が目立ちました。性暴力を受けた後はこんな扱いを受けやすいそうです。
この時代の戦争でも、こんなことが起きるのかと。

ロシアの歴史について、自分は疎いです。
どうして、あの極寒な土地で暮らしているのかも謎でして。食料の備蓄方法が発達していなかった時代ですと、恐らく暮らせなかったのでは?と。
エスキモーも極寒の地で暮らしていますが、冬でも食料を安定して入手出来る術があるワケで。
随分昔に読んだ技術系の記事で、クジラは何故あんな寒い北限の海で暮らしているのか?という話題がありました。
答えはシンプルで「そこに餌があるからだ」でした。
雪が溶けた季節のロシアは広大な穀物地帯が魅力なのでしょうか。
ただ、少しでも暖かい土地に魅力を感じているのか、不凍港はもっと手に入れたい様子です。

あと、恥ずかしい話なのですが、今回のウクライナ侵攻までチェルノブイリはロシアにあるものだと勘違いしていました。
実際、あの原発の事故が発生したタイミングはソビエト連邦が崩壊する前でしたし。ソビエトでの事故=ロシアでの事故と誤認していました。
世界地図でウクライナの位置もよく分かっておらずで。
地球儀的な球体地図で確認してみたら、北欧諸国がロシアと隣接していたのも知らなかったというか、忘れていたかで。
平面地図で観ると、日本が中心で緯度の高いエリアはやたらと広く、まして北欧は一番左上で実態と掛け離れた形状で。
球体の表面を無理矢理平面に引き延ばすのですから、仕方ないとは思いますが。

世界史は時代によって様々な国の名称や領域が異なっていて、高校時代に捨てた学問の一つです。有史以前から現代までの世界の流れなど、題材として範囲が広過ぎます。
二千年後の学生は更に出題範囲が広がるのかな。恐ろしや。
地理を当時選択すべきだったかなぁとも。これも紛争や分裂で微妙に変わるのですが、基本的にこの半世紀は大きく変化が無いので。
ちとダラダラと間延びした文章になってしまいました。

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