FT-817でFT8の準備

FT-817でFT8をフィールド運用する準備を昨日のこと。
CAT制御用のUSBケーブルは一週間ほど前にAmazonで注文していました。
大容量のモバイルバッテリーは数ヵ月前に入手。
あと足りないのはDATAケーブル。これは自作するしか無く。

DATAケーブルのリグ側はmini DINの6Pタイプで、昔のマウスで使われていたコネクターなのですが、自宅に使えそうな部材が無く。昔は幾つも所有していた旧規格のマウスやキーボードは、とっくに処分していて。
秋月電子さんの八潮店でも在庫は無く、先ずはそれの入手に秋葉原へ伺った昨日でした。
あと、ノートPC側はミニステレオプラグの4極タイプになります。これは既に秋月電子さんで入手していました。

部材が揃ったところでいざ製作を始めたのですが、2点不明点が。
4極のミニステレオプラグは2種類あるそうです。アースとマイクのピン配置が逆になっているパターンがあるそうで。
しかし、近年のモデルはほぼ統一されているらしく。一番根元側がアースだと思っていたのですが、マイク用でした。
もう一つの不明点がmini DIN 6Pのピン配置が左右どちら向きなのか不明で。ピンの位置が左右対称な形状なので、真逆の接続に成り兼ねず。
この問題は8Pのピン配置が左右非対称だったので、それと比較して解決しました。

製作自体もけっこう大変でした。小さく細かく、半だがブリッジしかけたりで。第一、老眼鏡を使っても見え難く。
何とか完成し、テスターで導通も確認したところ、物理的には問題無し。
6Pのコネクターは熱で少々溶けてしまったのですが、手直しで問題無さそうです。

そして、先ずは既に動作中のFT-857のDATA端子にノートPCを今回のケーブルで接続してみたのですが、信号を全く拾わず。
これにはかなりハマりました。
結論から言うと、INSPIRON5405のヘッドセットな端子には癖があり、スタートアップからオーディオ関連のサービスを除外しているとマイク入力を認識出来ないそうで。
自分はPCの負荷を下げたいがために、余計なサービスはスタートアップからとことん外す派でして、それが原因でした。
オーディオ系の2つのサービスを復活させたところ、マイク入力が認識されました。
PC側から見た場合のマイク入力が、トーン信号の入力になるので、これが認識されなければデコード以前の話で。
詳細はこちらのサイトが詳しいです。

デコードは無事に出来て、ノイズも思ったより少なめでした。
しかし、PTTの信号はCATからになるのでまだ試せず。VOXでという手段もあるのですが、リグ側の設定が面倒でやめておきました。
早ければ本日中にCATのケーブルも届きそうです。ちなみにFT-857で利用中のCATケーブルはUSB接続じゃないので、そのままでは利用できずです。

FT-817でも同様に受信を試したところ、無事にデコード出来ました。
やはり、リグにUSB端子が備わっていて、それ一本でCATもDATAも処理できる環境は楽なんだなぁと。ローカル局のFT-991がこのパターンで。

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